混鶏領域

デッキの備忘録のような何か

【遊戯王】踊る大捜査線【デッキ紹介】

ご無沙汰しております。

生活環境の変化に伴い機会がデュエルする機会が減少する中でデッキを組み直したところ、環境最前線で活躍しているカードたちのPOWERに面食らいまくったので初投稿です。

 

はじめに

皆さん、融合モンスターはお好きでしょうか。

私は大好きです。

特に「サイバー」シリーズの融合モンスターが好きです。

近未来的なデザインと、パワフルかつロマン溢れるテキストに惹かれる方は多いのではないでしょうか。

 

その中でも、アニメ「遊戯王GX」で大活躍していたメインキャラのエースモンスターにして「サイバー」融合モンスター、いましたよね。

皆さんの脳裏に思い浮かんだモンスターはやはり……

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👠👠👠「サイバー・ブレイダー」ですよね‼️💃💃💃

 

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「相手フィールドのモンスター数に応じて効果が変わる」という、独特なテキストを持つモンスターです。

相手の展開にとにかく左右されまくるため、狙った効果を維持しづらい、特に相手4体以上の盤面になると全ての効果が消失しバニラと化すなどかなり癖が強いですが、

・相手モンスター2体時の打点倍加は現在値参照(装備カードなどの効果で攻撃力が変動するとそこから再計算)

・相手モンスター3体時の無効はフィールド以外で発動した効果にも適用

(ただし発動を伴わない効果は止められません)

と、書いてあることは中々に強烈です。

ロマン、ありますよね。

そんな可能性のプリマを主役にしたデッキを今回は組みました。

良ければ見ていってください。

主役とパートナーについて

「サイバー・ブレイダー」を使う上で一番意識しなければならない点は、やはり相手モンスターが2体ならびに3体いる時の効果をいかに強く使えるかという点でした。

どうやっても相手依存になってしまう部分ではあるのですが、それでも「ある程度状況をコントロールできるようにする」&「ハマった状況下での破壊力を高める」ようにするためのパートナーが以下の2枚です。

 

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「切り裂かれし闇」

サイバー・ブレイダーの2体時のポテンシャルの高さは前述の通り。

融合素材に通常モンスター(ブレード・スケーター)を含むため、切り裂かれし闇の恩恵を存分に受けることができます。

「切り裂かれし闇」の発動下、相手モンスターが2体存在する時に攻撃宣言を行うと

①「攻撃対象にしたモンスターの打点分だけ攻撃力アップ」(切り裂かれし闇効果)

②「自身の攻撃力は倍になる」(サイバー・ブレイダー効果)の順で処理を行うため、相手の攻撃力が高ければ高いほど一撃が重くなります。

ライフ回復などされていなければ、攻撃力3800以上のモンスターを「切り裂かれし闇」下で攻撃するとワンショットキル圏内です。

 

「S:Pリトルナイト」

登場時の除外効果、相手の効果発動に反応しての一時除外。それぞれがサイバー・ブレイダーと高相性です。

特に②の一時除外は

・相手がモンスター4体の時に発動した効果にチェーンしてリトルナイト効果を発動することで、

効果解決時に相手盤面のモンスター数が3体=サイバー・ブレイダーの効果が適用→相手が発動した効果無効

というカウンタープレイを決めることが出来ます。強い。メチャ強。

相手フィールドの頭数を動かすというだけならリンクモンスター内でも選択肢は多いですが、発動見てから除外余裕でしたができるリトルナイトが一番取り回しが効きます。いざという時はサイバー・ブレイダーを戦線離脱させたりできるのもえらい。

サイバー・ブレイダー共々戦士族のため、デッキ内の戦士族サポートカードを共有出来ます。詳しくは後述。

ちなみに現状存在する「サイバー」カテゴリの恩恵は彼女は受けられません。DNA改造手術しなきゃ…(しません)

デッキレシピ

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初動について

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現代出身の猛者(パワフルカード)たちの力によって、先行1ターン目から主役を舞台に降臨させます。

 

「スネークアイ・エクセル」or「黒魔女ディアベルスター」or

「篝火」or「罪宝狩りの悪魔」or「ワン・フォー・ワン」

(エクセルスタート)

エクセルns,ef炎燐サーチ,炎燐ef,ss&原罪宝サーチ,原罪宝efTGロケットサラマンダーss,サラマンダーef,TGストライカーss,星1+ストライカーでゴヨウディフェンダーSs

 

 

「エクセル」+「TGロケットサラマンダー(=TGストライカー)」

の2枚が場に出せればどこからスタートでもOK。炎燐のみ素引きの場合でも原罪宝のコストにできるカードが1枚手札にあれば動けます。

リンクリボーを経由して原罪宝のコストに充てても良いですが、ディフェンダーの効果の発動条件を満たす為にモンスターゾーンは空にしておく必要があります。

ゴヨウディフェンダーef,同名2体ss,インヴォーカーxs,efブレードスケーターss,

ゴヨウとインヴォーカーでイゾルデls,efエトワールサイバーサーチ,イゾルデefアマゾネス霊術師ss,霊術師ef融合サーチ,融合ef,サイバーブレイダーfs.

 

融合素材2体のリクルサーチの順序は問いません。

切り裂かれし闇がある状態なら優先するのはブレードスケーター。登場時に1枚ドローできます。

霊術師素引きはイゾルデのリクル先をキリビレディにしてリカバリーします。

 

プリマの護衛たち

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おジャマ+スプライトメインのレベル2展開セット。

サイバー・ブレイダーを前述の手順で融合召喚した後の展開として、

ゾルデ+霊術師でギガンテックスプライトls,スプライトブルー→ジェットと繋いでマスカレーナをリンク召喚。

相手ターンにS:Pリトルナイトをリンク召喚してサイバー・ブレイダーの警備体制を敷くのがこのデッキの基本展開となります。

スプライト・ジェットでサーチしたダブルクロスは盤面に応じて使い分けますが、

退場させられたサイバーブレイダーの再登壇、もしくは相手モンスターをギガンティックの素材として吸収するなどして頭数を動かすのが主な役割です。

おジャマはおジャマデュオでの送りつけ戦術による盤面コントロールや、2ターン目以降の展開力補強に一躍買います。レベル2統一なのでスプライトと共存可能。

何より万丈目サンダーエースカードを起用出来るというのが良いです。

雷モチーフ+おジャマなので万丈目サンダーとの友情デッキと言い張れるかもしれない。

 

マネキンキャットも頭数調整や打点倍加時の殴り先の工面など役割多し。にゃーん。

グレニャードはマスカレーナ&リトルナイト展開に巻き込むことで相手を攪乱します。にゃーん。
テンペスタッグは貫通付与によるキル力底上げに。アサルトキャノンビートル要素ではないです。

 

その他の採用カードについて

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戦士族サポーターの皆さん。

「焔聖騎士 オジエ」「焔聖騎士 モージ」「焔聖騎士 ローラン」「キリビ・レディ」

サイバー・ブレイダーへの戦闘&効果破壊耐性付与・リソース回復など継戦力を底上げします。ローランとキリビは戦士族のみならずスネークアイ関連のサポートも受けられるのが優秀。

 

「HC モーニングスター」「ヒロイック・エンヴォイ」「ヒロイック・コール」

戦士族展開を伸ばしてくれるセット。

ブレードスケーターかエトワールサイバーのどちらかを素引きしていた場合、インヴォーカーのリクル先筆頭になり、エンヴォイorコールで出した星4戦士(2枚目のモーニングスター)とでキングデンプシーを召喚・そのまま上の炎属性戦士組へアクセスできます。

 

「BK チーフセコンド」

リトルナイトと似た役割で、戦闘から味方を守りつつ相手モンスターを一時退場させられるのがとても優秀です。モージで使いまわせるのも◎。

 

「反逆の罪宝-スネークアイ」

ディアベルスター・スネークアイから持ってこれる盤面調整カード。2ターン目以降のサーチはほぼこれになります。

 

死魂融合」

主役を再登壇させる手段です。

相手モンスターが3体の時に融合して不意打ちロック・仕掛けてえ~

終わりに

「サイバー・ブレイダー」を主役にしたデッキは、かれこれ4年ほど捏ねまわしてきたのですが、天融星カイキ型や烙印竜アルビオン型など試行錯誤して辿り着いたのが今回の構築でした。

遊戯王史の最前線のカードを沢山使って、2005年生まれのカードのポテンシャルを引き出したデッキに出来たかなと思います。エクセル規制やめてクレメンス…

相手の一挙手一投足に合わせて演目(発揮する効果)を変えながら、盤上での駆け引きで相手を惑わせ釘付けにさせてしまうような「サイバー・ブレイダー」の魅力が伝わったら嬉しく思います。

おわり。

【遊戯王】透き通るような世界【デッキ紹介】

お久しぶりです。風見鶏です。

ハリファイバー、ユニオン・キャリアー、スプライト・エルフ…

盟友たちとの別れを惜しんでいたら気が付けば1年半もデッキ紹介記事を書けずにおりました。

実質初投稿です。

 

はじめに

突然ですが、皆さんは好きな属性はありますか?

光・闇・地・水・炎・風…

それぞれの属性からイメージされる「個性」が遊戯王にはありますね。

 

 

私はどの属性も好きではありません。

属性などという「個性」を持つから苦しみがあるのです。

そんな「個性」を否定するデッキを今回は組んでみました。

主軸となるカードについて

遊戯王OCGにおいて属性という「個性」に罰を与えるカードといえば、勿論皆さんお分かりですね。

そうです、「クリアー・ワールド」です。

海外ではシークレットレアも存在するカードですが、OCGでは応募者全員サービスパックにウルトラレアで収録されたきり、一度も再録経験の無いカードだったりします。

忘れないでくれ…

 

このフィールドが場に存在している限り、神属性を除くモンスターをコントロールしているプレイヤーは、そのモンスターの属性に応じた以下の効果の通りの✝️罰✝️(通称ネガティヴエフェクト)を受けることになります。

 

光属性:手札を全て強制公開

闇属性:2体以上モンスターをコントロールしている限り攻撃宣言不可

地属性:自分スタンバイフェイズに自場の表側守備表示モンスターを破壊

炎属性:自分エンドフェイズに1000ダメージ

水属性:自分エンドフェイズに1枚セルフハンデス

風属性:魔法カードを発動する際500ライフポイントを強制支払い

一つ一つを見ると、正直拘束力は微妙と言わざるを得ませんが、複数属性のモンスターをコントロールしていた場合、それぞれのネガティヴエフェクトは重複します。

そのため、多属性を操るテーマデッキなどを相手取るとその効果は大きく高まります。

特に、闇属性コントロール中の攻撃制限はプレイヤーにかかる効果のため、完全耐性持ち相手でも攻撃を止めることが出来ます。

私はこの効果を「昭和の魔鍾洞」と呼んでいます。

ともかく、「クリアー・ワールド」の効果を十分に活かすため、

「属性という名の個性を持つ罪深い相手モンスターに罰を与える」

が当デッキのコンセプトとなります。

 

しかし、昨今は属性が統一されたテーマデッキも数多く、ネガティヴエフェクトの重複が期待できないデッキを相手取る機会も多いです。

でもそんな相手にも与えたい…多種多様な罰を…

欲しい…相手モンスターの属性をいつでも都合良く変更できる…そんなカードが……!

 

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ありました。

 

「千六百七十七万工房」

令和の世に突如として現れた「クリアー・ワールド」に理解のあるゴリラくんです。

相手モンスターを文字通り属性過多(ついでに機械族化)に陥らせる永続罠。

・フリーチェーン

・ターン終了後も効果が持続

・同名ターン1無し

と、既存の属性変更を置き去りにする超性能カードです。

🦍<壊れている…

「クリアー・ワールド」発動下でこのカードの効果を使用すると、

「手札を全公開し、単騎状態でしか攻撃が出来ず、魔法カードを使う際に毎回ライフコストが発生し、スタンバイフェイズに表側守備モンスターを破壊し、エンドフェイズには1000ダメージ&1ハンデスという六重苦を相手は突如として背負うことになります。

機械族への種族変更効果も侮れず、思いがけない場面で相手の行動を阻害してくれることも。

未OCGカードの星であった「属性変化-アトリビュート・カメレオン」くんも草葉の陰で喜んでいることでしょう。

 

デッキレシピ

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このデッキと特に全く関係はありませんが、ブルーアーカイブでは尾刃カンナさんが好きです。

初動について

「ケンタウルミナ」「聖騎士の槍持ち」を絡めた「永遠の淑女ベアトリーチェ」を場に出すことで、

1ターン目から

「クリアー・ワールドの発動」&「天獄の王による任意の魔法罠サーチ」

を行い、相手にプレッシャーをかけていく構築になっています。

展開例

「花騎士団の駿馬」or「聖騎士団の盾持ち」or「聖杯の継承」or「増援」+ss可能星6

 

駿馬ns,槍持ちサーチ、駿馬efケンタウルミナfs,ケンタウルミナef槍持ちss,(花騎士団の白馬が手札にあればここでss),槍持ちef金科玉条サーチ

ケンタウルミナ+星6でベアトリーチェxs,ベアトef救いの架け橋墓地へ,架け橋efクリアーワールド&ルビーサーチ

金科玉条efペガサス×2宝玉化&ルビーss,ルビーefペガサス×2ss,

ペガサス×2御影志士xs,御影ef天獄の王サーチ

クリアーワールドを場にセットして発動(光属性モンスターをコントロールしているため自身の手札を公開状態に)→天獄ef,ss&「ビッグウェルカム・ラビュリンス」を場にセット

光属性をコントロールしていることによるネガティヴエフェクトの手札公開は、「天獄の王」との相性が非常に良好です。

上記の通り動けた場合、相手ターンに「ビッグウェルカム」を発動すると「ラビュリンス」モンスターを特殊召喚しつつ「天獄の王」をバウンス→手札に戻った「天獄の王」は光属性モンスターをコントロールしていれば再び公開状態になるため、再度ss&魔法罠セットという一連の処理をラグ無く行うことが出来ます。

初手に「ビッグウェルカム」がある場合は、「千六百七十七万工房」をセットして相手を待ち伏せます。

先行1ターン目から生えてくる&相手ターン中に場と手札を反復横跳びする天獄さんのバグじみた挙動を見た相手は動揺し、ダークネスが目指す世界に理解を示してくれること間違いなしです。

 

初動を補助するss可能星6モンスター

「駿馬」共々「聖騎士の盾持ち」のサーチ先筆頭である「花騎士団の白馬」の他、

「イリュージョン・オブ・カオス」「マジシャンズ・ソウルズ」「ブラック・マジシャン・ガール」一式と「深淵の獣マグナムート」を採用しています。

2枚素引きしてしまうと厳しい「救いの架け橋」「サファイア・ペガサス」や「BMG」を「マジシャンズ・ソウルズ」に変換できる「イリュージョン」の存在は偉大です。

ただし、イリュカ先生は「クリアー・ワールド」発動中かつ光属性モンスターコントロール中では①効果を使用できないという点は要注意。手札公開中だからね。

「白馬」など他にss可能な星6を場に出せているなら、「ソウルズ」は宝玉状態のペガサスをドローに変換してくれます。

「花騎士団の白馬」は墓地効果の攻撃無効も地味ながら優秀です。その場合も破壊先は3枚目のペガサスになることが多いです。

「マグナムート」は「クリアー・バイス・ドラゴン」に触れるカードでもあります。「ケンタウルミナ」の素材となった「槍持ち」を餌に出すことがほとんどです。

「復烙印」も併せて採用していますが、「盾持ち」をトリガーにする以外はそこまで積極的に効果を使うことは無いです。

エクストラデッキの枠には余裕があるため、「簡素融合」を入れるのも手なのですが、「クリアー・ワールド」の維持コストも合わせてライフロスの大きさが看過出来ず、現状採用候補止まり。

 

ネガティヴエフェクトの解除方法について

「属性」を持たないモンスターは、残念ながら現在のOCGには存在しません。ネガティヴエフェクトの適用対象外となる唯一の属性である神属性だけでデッキを組むこともあまり現実的ではありません。

そのため、属性を持つモンスターをこちらも仕方なく用いて戦っていきます。そのため、各種ネガティヴエフェクトはこちらにも平等に降り掛かります。

特に厄介なのは闇属性モンスターをコントロールしているプレイヤーに対する攻撃制限です。

ネガティヴエフェクトによって相手の行動を制限することが出来たとしても、こちらも攻勢に転じることが難しくなってしまいます。

「クリアー・ワールド」専用サポートである「クリアー・バイス・ドラゴン」を場に出すことも解決手段の一つですが、

このデッキでは「Vivid Tail」を「クリアー・ワールド」に対して発動することによってセルフバウンス、ネガティヴエフェクトを一時解除し、自分ターン中は制限無しに動くという戦法を主に取っていきます。

「クリアー・ワールド」以外にも「天獄の王」をセルフバウンス、「天獄の王」でサーチした「千六百七十七万工房」を戻して除外デメリットを解除など、「Vivid Tail」のバウンス先候補は多いため腐ることはほとんどありません。

相手へのネガティヴエフェクトも同様に一時解除されますが、こちらのターン中に相手プレイヤーに適用されるエフェクトは、

・光属性相手の手札公開

・風属性相手の魔力の枷

の2つのみです。ほぼ誤差です。

「迷宮城の白銀姫」によるセッティングは勿論、「ベアトリーチェ」によって直接墓地に落としても2回はバウンス効果を使用出来るため、1枚採用でも中々器用に立ち回れます。

攻撃によってライフを削れるタイミングでは「クリアー・ワールド」を一時解除、メイン2で再度発動することで相手ターンでは改めて個性を持っているがための苦しみを味わってもらいます。

サブギミック

属性コントロールの延長線として採用しているカードたちです。

「テラナイト」各種

天獄の王」が初手にあった場合、「金科玉条」ルートから立てるXモンスターは「プトレマイオス」になります。

闇属性メタとして痛烈な性能を持つ「セイクリッド・ダイヤ」or言わずもがな強力なフリチェバウンサー「セイクリッド・プレアデス」

に、相手の行動を見てから変身出来るのは強力です。後者は相手に干渉する必要が無かった場合は「クリアー・ワールド」をバウンスするのも選択肢に出来るのが◎。

 

「The suppression PLUTO

相手の手札という情報アドバンテージをボードアドバンテージに変換出来るプチロマンカード。

「ラビュリンス」「デスキャスター」のおかげで盤面への出力は然程苦労せず、セットされた魔法罠カードも事前のピーピングによって判別出来ていることが多いため、クリティカルな仕事ぶりを発揮してくれることも。

 

その他の採用カード(メインデッキ)
「クリアー・バイス・ドラゴン」

現状唯一の「クリアー」モンスターです。

・自プレイヤーに対する「クリアー・ワールド」のネガティヴエフェクト無効化

・攻撃時の攻撃力倍化

・相手の効果破壊を手札1枚捨てて無効化

という個性的な永続効果を三つ併せ持つモンスター。

このデッキではネガティヴエフェクトの解除をセルフバウンスで済ませることが多いので、どちらかといえば大型モンスターを撃退するのが主な役割です。

今回はあまり能動的に場に出せる構築ではないのですが、効果を活かすならビーステッドや天球アトゥムスを用いた専用構築にしたいなと思ったり思わなかったり。

 

「ラビュリンス」&通常罠

「ビッグウェルカム」が世界最強カードなおかげで、デッキに搭載する「ラビュリンス」モンスターは2種類のみで事足りています。サイッキョコレ。

「悪魔の技」は気持ち程度の盤面干渉。墓地肥やし先は「PLUTO」が基本。

「迷宮城」は架け橋のサーチ先のサブ候補。主役のフィールドとかち合うので発動機会は多くありませんが使うとやはり強い。

「貪欲な瓶」はペガサス一式を戻して玉条おかわりを狙ったりするなど戦局維持に一役買います。

 

その他の採用カード(EXデッキ)

「彼岸の巡礼者ダンテ」

ベアト退場後に出てくる光属性。場持ちもぼちぼち。

 

「天威の龍鬼神」

ケンタウルミナ+槍持ち(チューナー化)で出せるシンクロ。レベル6組引けなかった時のお茶濁しなどで出すことがあります。

ある程度の制圧力を擁するものの、闇属性であることが足を引っ張りがちなので「PSYフレームロード・Ω」などと入れ替えるかも。

 

「I:Pマスカレーナ」「警衛バリケイドベルグ」「トロイメア・ユニコーン

汎用リンク。

「クリアー・ワールド」に除去が飛んできた時にチェーン「マスカレーナ」で「バリケイドベルグ」出せたらいいな〜(淡い希望)

ユニコーン」は説明不要の強さ。基本相手盤面に干渉しますが、一応自主退場も出来るので、闇属性を盤面からどうしても消したい時にも。

 

「閉ザサレシ世界ノ冥神」

誰が呼んだかバ美肉ダークネス。

主軸にするフィールド魔法の都合、闇属性の大型モンスターによるフィニッシュが決めづらいという懸念点がつきまといます。

そのため、自分場の闇属性モンスターをまとめて素材にしつつ、相手フィールドの厄介なモンスターの除去も担える非闇属性の大型モンスターとして採用しています。

 

おわりに

 

"「クリアー・ワールド」の特性を可能な限り活かしつつの属性コントロール"を目指しました。

サイドデッキに載せた通り、以前は「天孔邪鬼」や「海造賊-大航海」を主軸とするべく四苦八苦などしていましたが、「千六百七十七万工房」の登場を経て現在の構築に落ち着きました。

「いろはもみじ」や(現在は使用不可ですが)「真竜皇V.F.D」など、フィールドのモンスターの属性を変更するカードは一時期に比べると格段に増えましたが、複数の属性をコントロールしているほど負荷が大きくなる「クリアー・ワールド」の性質とはイマイチ合わないという印象でした。

そんな中で、相手の属性を永続的に爆盛りする「千六百七十七万工房」の存在は、「クリアー・ワールド」をデッキの主軸に押し上げるに足る一枚でした。心底偉大(マジパネ)ェ〜

 

ある程度確立した初動展開を擁しつつも、相手の展開を過剰に妨害しない、(当社比で)安定して長く戦えるデッキになったと自負しております。

作中で直接対決を行なっているヨハンの宝玉獣たちも初動として使い倒せている点もお気に入りポイントです。

場のモンスターを自発的に手札に戻すという戦術も、どこかの天使を思い出させたりするかもしれません。

 

相手の属性を否定しながら「この世界のクリアーは不可能だ!」と宣言していきたいです。

世の中のダークネスに幸あれ。

 

おわり。

【遊戯王】忠実‼うらぎり君【デッキ紹介】

諸君 私はコントロール奪取が好きだ

諸君 私はコントロール奪取が好きだ

 

諸君 私はコントロール奪取が大好きだ

 

心変わりが好きだ

強奪が好きだ

強制転移が好きだ

エネミーコントローラーが好きだ

大捕物が好きだ

霊使いが好きだ

グレイドルが好きだ

餅カエルが好きだ

サクリファイスが好きだ

 

このカードゲームで行われるありとあらゆるコントロール奪取が大好きだ

 

 

ご無沙汰しております。
今回はコントロール奪取大好き人間によるコントロール奪取デッキの紹介です。

 

はじめに


本日の主役はこのひと。

 

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アルカナフォースⅦ-THE CHARIOT

このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。●表:このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。●裏:このカードのコントロールを相手に移す。

 

登場時にコイントスを一回行い、
表(以下正位置)なら倒したモンスターを、自分場に特殊召喚
裏(以下逆位置)なら自ら相手フィールドに転移していきます。

考えなしにアタッカーとするには攻撃力が心もとないですが、光属性・天使族という恵まれたステータスのおかげで「ユニオン・キャリア―」を経由して「ZW-阿修羅副腕」を装備することである程度解消できます。
通常攻撃が全体攻撃で洗脳能力を持った天使族は好きですか?

 

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《チャリオット》の真骨頂は、「コントロール奪取に関する裁定の判定の緩さ」にあります。

戦闘破壊したモンスターのコントロールを得る効果を持つモンスターは数多くいますが、《ゴヨウ・ガーディアン》などと明確に違う点として、
・奪取したモンスターの表示形式や効果の発動に一切の制限がありません。
・戦闘破壊したモンスターを持ち主の墓地へ送る必要もありません。

これが何を意味するかというと、
・《マクロコスモス》のような墓地送りを阻害する効果が適用されていても、除外されたモンスターをそのままこちらの場へ強制帰還。
・《亡龍の戦慄デストルドー》のようなデッキの中に逃げたモンスターも持ち主のデッキから特殊召喚(非公開領域からも引きずり出し〇)
・ペンデュラムモンスターを倒せば相手のエクストラデッキからペンデュラム召喚(偽)

以上のような様々な怪奇現象を発生させることができるということです(2021年現在)

そして《チャリオット》は、相手フィールドに存在するモンスターであれば元々の持ち主が自分であってもOKです。 相手によって奪われた仲間の目を覚まさせたり、送り付けたモンスターを倒して奪い取るというマッチポンプ的行為も出来てしまうという訳です。

さて、この《チャリオット》の特殊能力に、上記の《阿修羅副腕》による連続攻撃を付与したらおもしれーことになるのでは?だがしかしこんなにクセもポテンシャルもデッケえオモロ・エンジェルにピッタリの相方はこの世界に果たして存在するのか?
長年の研究の末、膨大なカードプールの中から探し求めた《チャリオット》の最優のパートナー…それがこちらになります。

 

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 もう一人のボク…

《チャリオット》の本領が発揮される瞬間、それは即ち彼のもう一つの効果である「このカードのコイントスによって逆位置が出た場合、このカードのコントロールを相手に移す」が活きる時、
つまりもう一人の《チャリオット》と相対した時なのです。

 

①《ユニオン・キャリア―》効果で《チャリオットA》に《阿修羅副腕》を装備

②《チャリオットB》を召喚し効果発動、逆位置効果で相手場に転移

③《チャリオットA》で《チャリオットB》に攻撃、戦闘破壊

④《チャリオットA》正位置効果で《チャリオットB》を自分墓地から特殊召喚
⑤《チャリオットB》効果発動、逆位置効果で相手場に

以下③~⑤を相手ライフが尽きるまで繰り返すことが可能です。
《チャリオット》の効果は登場時のコイントスの結果で決定するため、アルカナフォースモンスター専用サポートである《光の結界》による運命操作はほぼ必須となりますが、《光の結界》にはコイントスの任意決定の他に、自分のアルカナフォースモンスターが戦闘破壊した際、そのモンスターの攻撃力分のライフゲインを行う効果もあります。こちらも《チャリオット》同様に倒したモンスターが持ち主の墓地へ送られるかを問いません。
つまり、チャリオット二体によるコンボが決まるとコントロール奪取&転移による「無限戦闘ダメージ」「無限回復」のWループが発生することになります。ループが発生した段階で相手プレイヤーに戦闘ダメージが入らない状況だったとしても、ライフポイントを無量大数にすることでデッキ切れ・特殊敗北以外の負け筋は無くなります。

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このデッキの最終的な盤面の目標は「お互いの場に《チャリオット》を並べ、こちらの副腕付き《チャリオット》で相手場の《チャリオット》を相手が泣くまでタコ殴りにする」
です。
無限ループにときめかないデュエリストはいない。邪心経典にもそう書いてある。

 

デッキレシピ

 

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そんな訳で完成したものがこちらになります。

このデッキのループコンボに必要なカードは
・《チャリオット》×2
・《光の結界》
・《アルカナリーディング》(墓地)
の4枚+《阿修羅副腕》を引っ付けるための《ユニオン・キャリアー》です。

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この内、《光の結界》は《ワルキューレ・セクスト》→《ワルキューレ・フュンフト》を経由した《警衛バリケイドベルグ》で、《チャリオット》は《デスペラードリボルバー・ドラゴン》の③効果で手札へと引き込むことができます。

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《チャリオット》の召喚を補助する《アルカナリーディング》のみ直接的なサーチ手段は存在しませんが、②の効果を使用するだけなら《ワルキューレ・フュンフト》で墓地へ送っておけば事足ります。

この《ワルキューレ》《デスペラードリボルバー・ドラゴン》に触るための初動として、《宣告者の神巫》《サイバー・ダーク》シリーズを採用しています。

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序盤のおおまかな動き方

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①《神巫》ns,《トリアス・ヒエラルキア》を墓地へ送り《ヒエラルキア》効果で《神巫》をリリースしss
②《神巫》効果で《ワルキューレ・セクスト》をss,《セクスト》効果で《フュンフト》をss,《フュンフト》効果で《光の結界》を墓地へ
③《ヒエラルキア》《フュンフト》で《バリケイドベルグ》ls,手札を1枚捨て《バリケイドベルグ》効果発動
④《セクスト》素材に《リンクリボー》ls,《バリケイドベルグ》《リンクリボー》で《ユニオン・キャリアー》ls,自身を対象に効果を発動し《デスペラードリボルバー・ドラゴン》を装備
⑤エンドフェイズに《バリケイドベルグ》効果で《光の結界》を墓地から手札へ

こんな感じで《神巫》+手札コスト1枚で《チャリオット》をサーチできる《デスペラード》+《光の結界》を工面します。
一方の《サイバー・ダーク》は、戦闘を介してデッキ・EXデッキから墓地肥やし&盤面の露払いを行うサブ初動要員です。《サイバーダーク・ワールド》で本命への召喚権を温存しつつ動けるのがメチャ強な他、闇・機械というステータスも小さくないメリットで、素引きした《デスペラード》の自己ss効果のトリガーになることができます。
また後述しますが《カノン》《クロー》が場から墓地へ送られた際のドロー・サルベージ効果もリソース源としても重宝します。

次のターン以降は手札内容に合わせて足りないパーツの調達を第一目標にしつつ、ケースバイケースで立ち回ります。《チャリオット》を2枚工面するのがしんどくても、2700打点の全体攻撃戦車はとりあえず立てられると思います。ループしなくても結構強い子です。
墓地と互いの場を移動し続ける挙動不審なモンスターを認識した相手プレイヤーの顔つきを想像しつつ、理想の盤面を目指していきましょう。

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かわいいね。

採用カードのあれやこれ

ワルキューレ・シグルーン》

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《セクスト》の2回目以降のss先。
素引きした際も、魔法・罠ゾーンを圧迫しがちな《サイバー・ダーク》カードを剥がしつつ登場し《フュンフト》を蘇生してくれます。《カノン》《クロー》を剥がせばリソース回収もでき、《ヒエラルキア》と共にランク9も組めるデキるお姉さん。

《黄金卿エルドリッチ》

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みんな大好き黄金卿。《カノン》でとりあえず落として《カノン》を剥がして復活&ドローは鉄板。打点にも破壊耐性にもお世話になりっぱなし。

《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》《サイバー・ダーク・キメラ》
《パワー・ボンド》《サイバーダーク・インフェルノ》《サイバーダーク・インヴェイジョン》

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このデッキの裏エースとそのサポーター。《インヴェイジョン》は《デスペラード》を場⇔墓地と往復させつつ露払いを行える永続罠。
《チャリオット》でのループキルが難しそうな場合は、《サイバー・ダークネス》で複数回のカウンターができる盤面を作りながら《チャリオット》を攻撃表示で送り付けて轢き逃げアタックを狙うことが多いです。

《サイバー・エッグ・エンジェル》《祝福の教会-リチューアル・チャーチ-》

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《神巫》のリクルート先第二候補。手札交換に墓地の光属性・天使族蘇生と、痒いところに手が届きすぎることで有名。
素引きが辛い《パワー・ボンド》をデッキに戻し、終盤の《サイバー・ダーク・キメラ》→《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》の流れを作るのに一役買ってくれます。

《サイバー・エンジェル-弁天-》《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》《機械天使の儀式》

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《リチューアル・チャーチ》のサーチ先として1枚ずつの採用。
《那沙帝弥》は今更語ることもないインチキカード。《弁天》は《チャリオット》《神巫》のサーチ役として使えたらラッキーくらいの気持ちです。
《機械天使の儀式》の墓地効果(光属性の破壊を一度だけ肩代わり)の範囲の広さがとにかくありがたく、不意の一撃から命を救われた《キャリアー》や《チャリオット》の数は計り知れません。

《テラ・フォーミング》《死者蘇生》

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各種フィールドへの依存度が大変に高く、主力のほとんどが蘇生が有効なので採用。

《禁じられた一滴》

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手札・場のカードをコストに厄介なカードを沈黙させます。
戦闘補助・《カノン》《クロー》を剥がしてアド回復・魔法なので《リチューアル・チャーチ》のコストにもなれる、とにかく取り回しが利きます。カウンター封じ効果で無効化されづらいのもありがたい…

《宇宙との交信》

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男もすなるオシャピンといふものを女もしてみんとてするなり(『決闘日記』より引用)
《チャリオット》《ナーサテイヤ》《九魂猫》などで奪ったモンスターを《ユニオン・キャリアー》《デスペラード》《鎧獄竜》に変換できる佳いカード。永続魔法なので腐っても《シグルーン》《リチューアル・チャーチ》のコストになる他、《バリケイドベルグ》の回収対象としてチョイスすることもできます。

 

《ユニオン・キャリアー》

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世界で一番えらいリンクモンスター。序盤中盤終盤と隙が無い働きぶりを見せてくれるためフル投入です。

《旧神ヌトス》《虹光の宣告者》

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《神巫》《クロー》でシュートします。頼りになります。

《PSYフレームロード・Ω》

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エクストラデッキから直で落とされることがほとんどですが、たまに普通に召喚もされる。《ヒエラルキア》や《機械天使の儀式》を戻すのが主。

《九魂猫》《幻子力空母エンタープラズニル》

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《ヒエラルキア》《シグルーン》で出します。前者は墓地蘇生から《宇宙との交信》に繋げるために出すことが多め。後者はこのデッキでは希少な対象に取らない除去効果持ち。

《リンクリボー

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このデッキでは素材にできるのが《ワルキューレ・セクスト》のみなのですが、闇属性組と《ユニオン・キャリアー》を組むのにどうしても必要なので入れてます。

《クロシープ》《転晶のコーディネラル》

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汎用リンク枠。エクストラモンスターをそこそこ満遍なく使うので《クロシープ》の効果が誘発する機会は多いです。《コーディネラル》は語ることなし。大好き。

 

採用候補だったカード

 《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》《機巧蛙-磐盾多邇具久》《惑星探査車》

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攻守が一致している《チャリオット》を《機巧狐》で直接リクルート、《惑星探査車》で《光の結界》をサーチできることもあり採用候補筆頭だったのですが、《機巧狐》で光属性を参照できるシチュエーションだとどうしても某最強のアルカナフォースも併用しない理由が無いという悩みの種があり…

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またリクルートを基本戦術に据えるとどうしても立ち回りが大味になってしまう感が拭えないというのもありました。
よりアクセスが容易な《デスペラードリボルバー・ドラゴン》が《チャリオット》を用意する手段として充分優秀で、また《デスペラード》のサーチ範囲からは露骨に絶妙に《WORLD》が外れていることもあり、《チャリオット》を主役にするデッキのギミックとして《機巧》はちょっとナイかなという結論になりました。アルカナだけど。

《イーバ》

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このデッキは《宣告者の神巫》を序盤に引けているかがかなりの重要度を占めているため、彼女のサーチ要因として。
《サイバー・ダーク・クロー》を引いていれば《クロー》で《虹光の宣告者》、《カノン》で《イーバ》を墓地へ送ることにより儀式カードと共に《神巫》を手札に引き込めます。ただこのカード自身を素引きした際に手札から切る手段に乏しく、デッキの枚数を極力絞りたいため今のところは採用していません。

《アルカナフォースXⅣ-TEMPERANCE》

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デスペラード》でサーチできるクリボー。即死回避要因として割とアリなんですが、こちらもデッキスペースに猶予が無かった。

《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》

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コントロール奪取がコンセプトな事もあり、展開の途中でモンスターゾーンが埋まってしまうことが時たまあるデッキのため、盤面整理要因として採用を検討しました。
が、素引きがかなり重いことと、より柔軟に盤面に対応できる《禁じられた一滴》に枠を譲ることとなりました。

あとがきという名の自分語り

フェイバリットカード(チャリオット)×フェイバリットテーマ(サイバー・ダーク)×フェイバリット初動(神巫)=最強のデッキ(最強の方程式)。
ここに至るまでの道のりはもうホントマジで決して楽ではありませんでした。
以前は《EMカレイドスコーピオン》などを駆使してなんとかルートを開拓しようと足掻いていましたが、LVP3で登場した《ユニオン・キャリアー》により阿修羅キャリアー戦法が考案され、PHRAでアルカナフォース待望のサポートカード《アルカナリーディング》が登場したことで道が拓かれ、強化された《サイバー・ダーク》の力を借りることでようやっと一つの形になりました。
このデッキが”成った”日は偶然自分の誕生日だったのですが、デッキが組みあがるまでの道のりもひっくるめて、自分の遊戯王人生に一つピリオドを打ったような気分でいます。もはやデッキ名【俺】です。

これからもよろしくね。

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おしまい。



 

 

 

《ユニオン・キャリアー》禁止にならないでね。

 

【デッキ紹介】究極のD(D)

 

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ご無沙汰しております。初めましての方は初めまして。ヒト科デュエリスト属キャラデッカー種の風見鶏と申します。


突然ですが、皆さんは「DD」というワードを見て何を連想しますか?

 

口になさらずとも言わなくても大丈夫です。「D」の名を冠するシリーズカード群やキャラクターは多かれど、「DD」という二文字を見てまず最初にイメージする先は決まっていますよね。

 

遊戯王シリーズにおける「DD」といえば、やはり────

 

 

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デステニーオブデュエリストこと、プロリーグ10年連続世界チャンプ「DD」ですよね!!

プロリーグ史上最強との呼び声も高いこの人物を知らないというデュエリストはまさかいないとは思いますが、念のため補足させていただきます。
ミスター「DD」はアニメ「遊戯王GX」に登場したキャラクターで、作中屈指の実力を持つプロデュエリストとして描かれています。
「PRISMATIC ART COLLECTION」にも収録され、今なお根強い人気を誇るモンスターD-HERO Bloo-Dは、D-HEROシリーズ使いであるエド・フェニックスのエースモンスターというイメージが今でこそ定着していますが、作中において最初に「Bloo-D」を所持していたのはエドではなくこのDDなのです。

 

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遊戯王GX 20thセレクション 100話 感想 49

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新規イラストいい…プリシクだと破滅の光宿ってるみたいでもっといい…

さて、賢明な読者の皆様ならお察しいただけたかもしれませんが、今回のデッキのコンセプトは「プロリーグチャンプDDイメージデッキのような何かで遊ぼう!」となっております。

正気か?(暗黒使徒ヨハン)

 

 

デッキレシピ

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                            (LR:21.03)

構築の要点について

遊戯王の「DD」といえばまず皆さんが想像するのは上述のプロリーグチャンプかと思われますが、実は遊戯王OCGにはもう一つの「DD」が存在することをご存知でしょうか?

 

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それが「DD(OCGテーマ)」です。「契約書」というカテゴリシリーズとも密接な関係があり、様々な召喚法を駆使して大型モンスターを並べる悪魔族統一のテーマシリーズですね。遊戯王OCGの9期環境の一柱として記憶している方は多いのではないでしょうか?
個々のカードスペックも中々に高く、使用後にテーマ以外での展開制限がかかるカードも少なくありませんが、比較的少ない枚数での起用・活躍も見込める優秀なカードが揃っています。

 

今回はそんなテーマの精鋭たちを搭載した、「DD(テーマ)」の「DD(テーマ)」による「DD(キャラクター)」のための「DD(キャラクター)」デッキです。

「《DD》モンスターによるBloo-Dの補助」「悪魔に魂を売り渡す(スーサイド戦法)」「自分・相手のフェイズスキップ」がこの度のデッキ構築の要点となります。

後ろ2つについて何を言っているのか分からない人は、この後の各採用カードの説明とGX97・98話を観てください。それで全てが分かると思います。

 

メインデッキの採用カード

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D-HERO Bloo-D
当然主役です。レベル8ながら召喚に3体のモンスターを要求してくるものの、生きる《スキルドレイン》とも呼ぶべきモンスターエフェクトの無効+《サクリファイス》を彷彿とさせるモンスター吸収効果を併せ持つ大型モンスター。つよくてかっこいいので多分きっと無敵です。
初手にいてほしい存在ではありますが、サーチ手段には恵まれているので採用枚数は2~3枚で割と揺れ動いています。

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 E・HERO エアーマン》《ヒーローアライブ》
細かい説明は不要かと思います。《Bloo-D》のサーチ要因としても勿論、バック破壊効果は自分場も選べるので《Bloo-D》に装備したモンスターを剥がすのにも便利。
《ヒーローアライブ》は分かりやすく強力な分、少なくない量のライフポイントが吹っ飛びますが、開幕で使えば「この俺のライフを半分に減らすとは…。だがこの程度お前にくれてやる、あの世への餞別としてな」というDDの名セリフを口走る不審者になれます。

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D-HERO ディシジョンガイ》《D-HERO ドリームガイ》
今回はエドイメージのデッキではないため、オーソドックスなD-HEROデッキに入るようなDシリーズは極力採用を控えていますが、《エアーマン》や後述の《D-タクティクス》のサーチ先の保険として投入しました。
《ディシジョンガイ》は《Bloo-D》のサルベージ要因として。スーサイドに寄せた構築の都合、不意に発生した軽微な効果ダメージが命取りになり得るので③効果も有用です。相手がバーン効果を発動せずとも、《地獄門の契約書》が場に残っていれば自傷するタイミングで手札に加わります。
《ドリームガイ》は《Bloo-D》の戦闘破壊から守ってくれることを期待して。墓地という公開領域で発動する効果なので奇襲性はありませんが、エクシーズ素材にすることで使い回しができるレベル1モンスターなのが〇。

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《DDD極智王カオス・アポカリプス》
当デッキのスーパーサブ
自分場の表側表示の魔法・罠カードを2枚破壊して手札・墓地から出現します。破壊先の候補筆頭は《地獄門の契約書》と《Bloo-D》に装備吸収されたモンスターですが、円滑な効果発動のためにフリチェで発動できる罠カードを多めに採用してます(後述)。相手ターン限定なものの発動フェイズを問わない誘発即時効果な部分に助けられることがかなり多いです。
効果発動後は《リンクリボー》《ドリームガイ》などの自己再生効果が使用できなくなる点には気を付けましょう(戒めの龍)

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《DD魔導賢者トーマス》《DD魔導賢者二コラ》
どちらも《カオス・アポカリプス》のサポーターとしての採用です。
《トーマス》はシンプルにDDペンデュラムの回収を、《二コラ》は《カオス・アポカリプス》で破壊→自身効果で《カオス・アポカリプス》をバウンス&DDペンデュラムをEXデッキからスケールに再セットすることでディスアドバンテージの低減に一役買ってくれます。
この半サイクルに気付いた時(ワシ天才かもしれん…)と内心思ってたのですが、普通にアニメで披露されていたらしいです。赤馬社長すみません。

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 《地獄門の契約書》《DD魔導賢者ケプラー》《DDラミア》

サーチ!サーチ!自己再生!弱いわけが無いのだ!
《地獄門》はスタンバイの1000ダメージが後半は引導火力になりかねないので適度にサーチして早めに場から剥がしておきたいという気持ち。

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《方界胤ヴィジャム》《方界降世》
防御手段・展開手段どちらとしても使える出張セット。
《Bloo-D》に向けられた攻撃を誘導したり、不利盤面からの3体展開で《Bloo-D》のリリース素材になったりと出来ることが多いのが優秀ですね。
悪魔族・永続魔法化という個性がどちらも《カオス・アポカリプス》と好相性(自己再生後の悪魔族縛りをすり抜ける&破壊の的にもなれる)で、バックを丸々剥がされても《降世》の②のリクルート効果で粘れるのが超えらいです。素引きしてもセットエンドで相手を足止めしてくれることも少なくないです。

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 《幻銃士》
ns,rs時に自分場のモンスターと同じ数まで銃士トークンを出すことができます。
《Bloo-D》の召喚に使用するためのトークン生成カードの候補は複数ありますが、召喚権こそ割くものの登場時に場に味方が一体いればトークン×2、二体いればメインモンスターゾーンを埋める分のトークンを出せる優秀さを鑑みて2枚採用してます。

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《天威龍-ヴィシュダ》
トークンを場に出すことが多いデッキなのでバウンス効果目当てで採用してます。《トーチ・ゴーレム》存命時代は《天威龍-アーダラ》ともども八面六臂の活躍ぶりだったのですが、構築変更後は安定した効果発動が難しくなったので今はこちらのみピン採用。

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《焔聖騎士-オリヴィエ》
制圧力はある代わりに耐性が皆無な《Bloo-D》に効果対象耐性を付与してくれるのがありがたいです。毎ターン墓地から装備できるので《カオス・アポカリプス》の破壊先としても気軽に選択できます。自己ss効果持ちの実質レベル1チューナーな点もgood。

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《デビルズ・サンクチュアリ
貴重なキャラ使用カードです(確固たる採用理由)。
効果も癖の無く使いやすいトークン生成。2枚同時に発動できた時はちょっとテンションが上がります。

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《ドラゴノイド・ジェネレーター》
DラゴノイD・ジェネレーターです。
発動時のライフコストなど気になるデメリットは割と結構ありますが、下準備も召喚権も使わずにトークン2体を呼び出せるのは便利なので。永続魔法なので効果使用後は《カオス・アポカリプス》の的にもなります。

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《熱き決闘者たち》
①自分モンスターの攻撃権を破棄しての《サイクロン》
②1ターン1枚までの魔法罠の手札からのセット制限&EXモンスターに召喚酔い状態を付与(お互いのプレイヤーに適用)
③通常ドローを放棄する代わりに墓地のモンスター1体をサルベージ
一つ一つの効果は派手ではないものの、1枚で多くのことをこなせる良カードです。
採用に至ったのは③のドローフェイズスキップ(厳密にはドローフェイズスキップではない)効果に《D-フォース》を感じたという部分が大きいです(よく分からない人はアニメGX97・98話を観ようね!)
テキストの情報量が多いせいか、初見さんは割とよく引っかかって強引に展開して《Bloo-D》を突破するべくバトルフェイズに突入してくれます。愉悦。

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《EMポップアップ》
手札を1~3枚墓地へ送り同枚数のドロー。効果で疑似P召喚できるモンスター群は今回採用していないのでその後手札の枚数×1000ライフポイントを失いますが、裏を返せば開幕ターンからライフ差を付けられるので《方界降世》②の発動条件を即座に満たせるというメリットでもあります。
これと《ヒーローアライブ》を併用すると本当にマッハでライフが消し飛ぶのでご利用は計画的に。

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《貪欲な壺》

便利な汎用枠。
ペンデュラムモンスター採用のデッキではありますが、複数テーマの良いところを搔い摘んだ構築ゆえにサーチ先があっさり枯渇しやすいので。終盤に引いた《方界降世》の①効果が腐るのを避けたいという気持ちもありつつ、ドロー連打でキーカードを掘り起こす道中で引けたら嬉しいなという期待を込めてのピン挿しです。

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《ゴブリンのやりくり上手》
効果処理時の墓地の同名カードの枚数+1枚ドローし、手札1枚をボトム送りに。
カードの発動にチェーンして《カオス・アポカリプス》の効果で破壊すればドロー枚数を増やせます。絶対に素引きしたくないカードがデッキに入っているわけではありませんが、デッキから呼び出せる《方界胤ヴィジャム》などを戻してしまえばオーケーですし何かと取り回しが利きます。

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《魂の氷結》

ライフ差が2000ポイント以上付いている場合に発動でき、相手の「次の」バトルフェイズをスキップします。これも《Bloo-D》を戦闘破壊から守りたくての採用ですね。
悪魔に魂を売り渡すスーサイド戦法主体のこのデッキでは基本的に相手よりライフが下回っているので、発動条件を満たすのは難しくないです。発動後は「相手がバトルフェイズへの移行を宣言」しない限りフェイズスキップの権利情報は保持され続けます。


それと現OCGでも決して数の多くない「特定の相手フェイズをスキップする」一枚であり、テキストもカード名共にDDの使用カードである「ドレイン・タイム」を彷彿とさせるカード名に一目惚れして採用したという背景もあります。こちらはライフポイント800を払いお互いの任意のフェイズを凍結させるという説明がされていました。ニアピンですね!

「遊戯王gx dd」の画像検索結果

 

観よう!アニメGX!!

 

観よう!!

 

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《D-タクティクス》

スタンバイフェイズごとに自分場全てのHEROの攻撃力上昇、最上級Dの特殊召喚に成功すれば相手カードを除外と粒揃いな効果ですが、特筆すべきは③です。
魔法&罠ゾーンで効果破壊されるとデッキから「D-HERO」モンスターを手札に加えることができるのですが、この効果はセルフブレイクにも対応しています。《カオス・アポカリプス》で破壊すれば《エアーマン》《ヒーローアライブ》に次ぐ第三のサーチ手段として《Bloo-D》を手札に引き込むことができます。

 

エクストラデッキの採用カード

 

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《DDD呪血王サイフリート》
「DDで血で王(チャンプ)とかそれはもうDDなのでは?」というネタが半分、魔法罠に対しては効力を発揮できない《Bloo-D》の弱みを補ってくれるカード効果が採用理由のもう半分です。
《カオス・アポカリプス》+《ラミア》or《オリヴィエ》(自己効果でss)でしか召喚できませんが、《Bloo-D》と並んで出せればおおむね無敵です。墓地で発動するカードには気を付けましょう。

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《No.60 刻不知のデュガレス》
なんかドローフェイズスキップしながらついでにドローもできるって書いてあります。カードデザインもテキストも種族も概念力(ヂカラ)が完璧です。
蘇生効果・打点ドーピングも状況に応じてそこそこに使います。効果使用後は速やかに《旋壊のヴェスぺネイト》にエクシーズチェンジしましょう。

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《森羅の姫芽宮》《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》
レベル1モンスターが並びやすいデッキのため採用。《ヌメロン》は《Bloo-D》が召喚できない、もしくは《Bloo-D》で対処しづらいモンスターを飛ばしたい時に出します。《姫芽宮》は単純に好きなカードなので。

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《デコード・トーカー・ヒートソウル》《S-Force ジャスティファイ》
EXデッキから出せるドローエンジン。つよい。ライフが2000以下の場合はリンク3以下のサイバースリンクにバトンタッチできます。ライフ2000切らないデュエルの方が少ないので発動する機会は多いです(限界バトル)
ジャスティファイ》はそのバトンタッチ先としての採用ですね。フリチェ無効にリンク先を全除外と中々派手なことができる逸材。

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《セキュア・ガードナー》《リンクリボー》《リンク・スパイダー》《I:Pマスカレーナ》《セキュリティ・ドラゴン》

低リンク値サイバースという括りでまとめて。《セキュア》はリンク素材に使用できない一方で《ヒートソウル》から特殊召喚できる延命措置として。
他は《ヒートソウル》への繋ぎへと使う目的で出すことが多いので、場に出す際に属性はなるべくバラけるように意識したいですね。《マスカレーナ》と《リンクリボー》で《ヒートソウル》は召喚できません(自戒神)

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《トロイメア・ユニコーン

《マスカレーナ》から相手ターンに「お前は悪魔を見たことはあるか?」って言えます。《カオス・アポカリプス》の効果使用後にも召喚できる妨害役として。

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《鎖龍蛇-スカルデット》
デッキビルダーの心の友。ただ現在の構築だと展開力に不安があるので召喚する機会は少ないです。リンク4を出して本命出すためのリソースが枯れては本末転倒なので。《幻銃士》によるトークンの大量生成に成功した場合などに主にお世話になっています。

デッキの動かし方

前述の通り、このデッキのコンセプトは
①「《DD》モンスターによる《Bloo-D》の召喚・効果発動の補助」
②「悪魔に魂を売り渡す(スーサイド戦法)」
③「自分・相手のフェイズスキップ」の三つです。

 

①:《DDD極智王カオス・アポカリプス》で《ゴブリンのやりくり上手》を破壊してドローターボ、《D-タクティクス》を破壊すればD-HEROモンスターがサーチできます。《Bloo-D》の召喚に成功しているなら装備吸収したモンスターを叩き割って自ターン再吸収の圧を掛けます。手札内容に応じてなるべく損失が少ない割り方になるように破壊先を選びましょう。
《カオス・アポカリプス》のモンスター効果は相手ターン中ならフリーチェーンで発動可能なので、相手の攻撃宣言時に発動した《方界降世》を破壊して特殊召喚しつつ、相手モンスターを《ヴィジャム》に突っ込ませたりもできます。ドローソースを多めに積んでいるのと、各種カテゴリ特有のサーチ手段の豊富さもあってキーカードの引き込みにはそこまで苦労しません。タブンネ
《カオス・アポカリプス》が場に残った場合は、各種素材にしたあと《魔導賢者トーマス》でEXデッキから回収して再度の効果発動を狙います。《魔導賢者二コラ》をセッティングしている場合は、自身の効果で《魔導賢者二コラ》他1枚を破壊して特殊召喚後、《魔導賢者二コラ》の効果でバウンス&スケール再セットの構えになります。

 ②:エースである《Bloo-D》の召喚には本編宜しくトークン生成カードを基本的に使用しますが、ライフポイントが相手を2000より多く下回っている状況なら《方界降世》の②効果でリリース要因を確保することができます。《ヒーローアライブ》の発動にチェーンして《方界降世》を墓地から発動、なんて手もあります。
1000ポイント刻みでのライフロス手段は沢山用意してある(契約書、ジェネレーター、ヒートソウルetc)ので自発的に条件満たすことの方が多いです。LP2000差はそのまま《魂の氷結》の発動条件にもなるので、「ある程度のライフ差を付けられたまま優位な戦局を作り出し、維持する」必要があります。当然不意の一撃で沈められるリスクも大きくなっていくのでそこは慎重に。

③:これに関してはほぼほぼフレーバーです。自分・相手のフェイズをスキップするカードをそれとなく使用することでキャラデッキとしての解像度を高めます。
任意のフェイズの凍結を確約しつつアドバンテージを獲得できる《刻不知のデュガレス》及びジェネリック《ドレイン・タイム》とでも呼ぶべき《魂の氷結》がそれです。《熱き決闘者たち》も通常ドローを行わずに行動できるようになる永続魔法なので《D-フォース》のような気がしてきますね。《竹光》シリーズを採用してフェイズスキップヂカラを高めた構築とかも一度やってみたいと思っています。

 

悲しいことに、《Bloo-D》を完全無欠の存在へと押し上げる永続魔法《D-フォース》はOCG化していません。(2021年3月現在)《オリヴィエ》を装備することで効果対象耐性を得ることはできますが、効果無効範囲の穴をついて《Bloo-D》を突破してくるモンスターも一定数存在する(アウローラドン、アストラム、リイヴなど)(リンクモンスターばっかやんけ!)以上、出せば勝ち確!という訳にもいきません。
《ディシジョンガイ》《熱き決闘者たち》のサルベージ効果も駆使して相手プレイヤーとの応酬に全力を尽くしたいところです。逆転に次ぐ逆転はプロリーグの華ですからね。

 

あとがき

DDデッキの紹介でした。嘘は何も言っていません。このデッキで対戦した人に決着後タネ明かしをしたところ、ほぼすべての方に「たしかにDDデッキですね…」と言ってもらえたので間違いありません。
Twitterでの「DDイメージのBloo-Dデッキって組めたりしないかな?」というフォロワーの呟きに感化されたのがデッキ構築のきっかけでしたが、紆余曲折を得て自己解釈&捏造爆盛りのよく分からない楽しいデッキになりました。手持ちの中では地味に長いこと使っているデッキなのですが、年明けのリミットレギュレーションで竹馬の友(装備先)であった《トーチ・ゴーレム》が禁止カードになり、大規模な改築をすることとなったためこの際ついでにと紹介文を執筆するに至りました。狂える 悩めるキャラデッカーの方々の思索に少しでも貢献できれば幸いです。
「PRISMATIC ART COLLECTION」の新規イラストver.での収録が「ANIMATION CHRONICLE 2021」での《D-フォース》OCG化の布石であることを願っています。あとプロデュエリストイメージのキャラデッキ使いが増えることも願ってます。求む挑戦者。

 

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おわり。

【遊戯王】決闘神の魂【デッキ紹介】

まえがき

こんにちは。はじめましての方ははじめまして。風見鶏です。
構築のモチベーションとデュエル頻度の反比例ぶりが悲しい今日この頃。
ぽつぽつとレシピを公開して理性を保ちたいです。という訳でひとつ。

本日の主役はこの人。

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(3期レリいいよね…)

《スピリッツ・オブ・ファラオ》
このカードは通常召喚できない。「第一の棺」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードが特殊召喚に成功した時、自分の墓地からレベル2以下のアンデット族通常モンスターを4体まで特殊召喚する事ができる。

レベル6/ATK2500/DEF2000、遊戯王OCG史上最古の光属性・アンデット族モンスターです。アニメ「GX」のセブンスターズ編でも登場していました。
(15年以上前に放送された本編で)相対した主人公に「手間暇かけた割に普通じゃないか」と言わしめた伝説を持つモンスターですが、今回はそんな《スピリッツ・オブ・ファラオ》にその権能を存分に奮っていただくためのデッキになっています。

 

デッキレシピ

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                           (LR:2020.10)

デッキの要点と動かし方

《スピリッツ・オブ・ファラオ》を召喚するにあたって、プレイヤーが乗り越えなければならない試練は大きく分けて四つあります。

①しもべたる通常アンデたちを墓地へと送り込むこと
②ファラオの魂が眠る《第一の棺》を手札に引き込むこと
③ファラオの眠りを妨げる輩から棺を守り抜くこと
④モンスターゾーンを極力空けた状態でファラオの目覚めに立ち会うこと

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まず試練①③ですが、これらは《高等儀式術》を絡めた儀式モンスターの召喚である程度はクリアできます。
・《メガリス・ハギト》《メガリス・オフェリル》から《メガリス・フール》を経由しての《メガリス・アラトロン》召喚
・《リヴェンデット・エグゼクター》による全体対象耐性の付与(召喚したのが《ヴェンデット・スレイヤー》だった場合はシンクロ・リンク素材に使用し、《リヴェンデット・エグゼクター》と《リヴェンデット・ボーン》を確保した後に召喚)
・《未来融合》《ユニゾンビ》効果でデッキから墓地へ

現状もっとも難儀なのが試練②で、今現在でも永続罠カードを能動的かつ即時的にサーチする手段は確立されたとは言い難いです。
このデッキでは
・《The despair URANUS》によるデッキからのセット
・《飢鰐竜アーケティス》《メガリス・オク》《刻不知のデュガレス》のドロー効果での引き込み
・《幻獣機アウローラドン》の墓地回収効果
これらを使って《第一の棺》を用意していきます。

《The despair URANUS》を用いる場合の立ち上がりについては、(初期手札にも左右されますが)展開の一例として
Ⅰ《ハリファイバー》ls効果《ブンボーグ001》ss,《アウローラドン》ls効果で幻獣機トークン3体ss,《001》ss,《虹光の宣告者》Ss,《アウローラドン》効果(《アウローラドン》と幻獣機トークン1体リリース)で《幻獣機オライオン》ss,《虹光》+《オライオン》+幻獣機トークンで《飢鰐竜アーケティス》Ss,《アーケティス》による2枚ドローと《虹光》《オライオン》の効果がそれぞれ発動

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Ⅱ《高等儀式術》発動,通常アンデ2体を墓地へ送り《メガリス・ハギト》rs,《メガリス・ハギト》効果で《メガリス・アンフォームド》を手札に加えそのまま発動,《メガリス・フール》rs,《フール》①効果で《ハギト》を回収し自身をレベル4に変更,《フール》②効果でデッキから《メガリス・オク》rs,《オク》効果で1枚ドロー&1枚捨て,《フール》《オク》で《御影志士》xs,効果で《The despair URANUS》をデッキから手札へ

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墓地に通常アンデを最低2体確保&3枚ドロー(1枚捨て)&《The despair URANUS》のサーチまでを開始のターンで行うことができます。《第一の棺》が初期手札にある、またはドローできた場合は《御影志士》のサーチ先は《ブロックドラゴン》になりますし、《フール》を維持することで相手ターンに《アラトロン》を構えてもオッケー。

《The despair URANUS》の効果発動の際、相手に永続魔法を宣言された場合は、《未来融合》を優先してセットし、デッキ圧縮をしつつ頑張って《第一の棺》を引き込みましょう。このデッキの対戦相手がこの記事を読み込むことのないように願います。

④についても注意する必要があります。《スピリッツ・オブ・ファラオ》の効果を最大限発揮するとなるとメインモンスターゾーン全てを空けた状態で《第二の棺》《第三の棺》の出現を待つことになりますが、フィールドをガラ空きにしたままでは多分おそらくプレイヤー側のライフが保ちません。
そこで使いたいのが《宵星の機神ディンギルス》。序中盤に召喚した《メガリス・アラトロン》《リヴェンデット・エグゼクター》《The despair URANUS》《ブロックドラゴン》などを素材に召喚でき、自身を含めた戦闘・効果破壊耐性をフィールド全体に付与しながらも、メインモンスターゾーンを圧迫することがありません。無敵かこいつ。

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ただ《ディンギルス》がいくら優秀とはいえ、今日日モンスター単騎で相手の行動を待ち受けるのは正直おっかなすぎるので、相手の動向を見極めて適度にモンスターを展開したいところ。

 

採用カードあれこれ


《ファラオのしもべ》《マーダーサーカス・ゾンビ》
愛すべきファラオの配下たちです。《スピリッツ・オブ・ファラオ》の効果による蘇生先候補はいくつか存在しますが、後述のEXモンスターに繋げるため闇属性・レベル2に絞ってチョイスしてます。

《不知火の隠者》
頼れる初動筆頭。《ユニゾンビ》《馬頭鬼》から8シンクロorランク4orリンク2と取れる動きの幅が広く、デッキ内の宗教観が乱れる点を除けばとても優秀なカードです。

《宣告者の神巫》
こちらも主に初動として。儀式サポート・低レベ天使リクルート・自身がチューナーと欲しい効果のほぼ全てを持ってくれています。メチャ強カードではあるのですが、2枚目以降の役割がこのデッキだと薄く、《リチューアル・チャーチ》での使い回しも可能なカードなのでフル投入は控えています。

《メガリス》シリーズ
デッキのサブ初動みたいな立ち位置です。全員が偶数レベルのモンスターなので《高等儀式術》が打ちやすいのが◎。レベル4組を並べて御影志士を立てたり、《メガリス・アラトロン》で盤面を固めたりするのが主な役割です。
中盤以降は《ブロックドラゴン》の召喚コストとして除外されることが多い&《URANUS》の存在から序盤にカードをセットしづらいため、魔法罠はアンフォームドのみ採用です。
関係ないですけど古代の人々は石板を用いてデュエルを行っていたらしいですね。まあ関係ないですけど。

《ブロックドラゴン》
岩石界の征竜。《URANUS》の横に添えて強固な布陣を敷けたらいいなあ。召喚コストとなる地属性モンスターの採用枚数がかなりギリギリなので戦局の見極めが重要です。

《ヴェンデット・スレイヤー》《リヴェンデット・エグゼクター》
エグゼクターの対象耐性付与目当てでの採用です。メガリス同様《高等儀式術》を利用でき、こちらは《リヴェンデット・ボーン》で墓地からの召喚も可能なのでEXモンスターの素材として積極的に使っていけるのも嬉しい。

《サイバー・エッグ・エンジェル》《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》
《宣告者の神巫》に対応する儀式サポーター。
ドロー連打で《第一の棺》の引き込みを狙っていく都合、「このカードを引いたら詰む」という状況に陥ることが極力無いような構築を心がけていますが、《第二の棺》《第三の棺》を先に引いた場合は《リチューアル・チャーチ》の手札コストに使うことも視野に入れています。デッキの魔法比率は14/50と決して高くはないものの、《メガリス・ハギト》《メガリス・オフェリル》から展開すると墓地に《メガリス・アンフォームド》が複数枚溜まることが多いので蘇生効果は割と積極的に使えます。

《ゾンビキャリア》《生きる偲びのシルキィ》
優良闇2チューナーたち。デッキ内に素引きしたくないカードが10枚近く投入されている(……)ため前者の自己再生コストは捻出しやすく、後者は《宣告者の神巫》対応、素引きしても自身の効果で特殊可能で、相手場の置物を裏守備にできたりと小回りが利いてかなり便利です。ピン挿しながら重要度の高いカード。

《黄金卿エルドリッチ》《黄金卿の七摩天》
光アンデット界のニューウェーブ。本人の汎用性もさることながら、融合戦術を獲得したことで混ぜ込む意義が大きくなりました。棺を切ることでお手軽に復活できるためファラオよりファラオしてるという説もあります。

エクストラデッキのモンスターについて

《幻獣機アウローラドン
ハリ001虹光による儀式補助が主な役目ですが、墓地に落ちた《第一の棺》《光の護封霊剣》を回収することも一応可能です。本当に一応。

《飢鰐竜アーケティス》
ハリラドン展開のとりあえずの終着点としての採用です。《虹光の宣告者》+幻獣機トークン+《幻獣機オライオン》で2ドロー+儀式モンスor魔法を引き込みます。破壊効果の方は使う余裕があったらラッキー位の気持ちで。

《PSYフレームロード・Ω》
汎用8シンクロ。除外カード再利用は勿論として、自発的にフィールドから退いてくれるのでファラオの蘇生効果を阻害しません(そのせいで場に戻ってこないことも多々)。

《魔王超龍ベエルゼウス》
影の主役その1。ステータスもデメリットも豪快で推せる。攻撃制限は《シルキィ》効果などを駆使して回避していきたい。

《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》
影の主役その2です。大量蘇生した通常アンデや《ゾンキャリ》《シルキィ》を素材に召喚でき、《ベエルゼウス》や《魂吸収》を絡めた回復値を引導火力に変換してくれます。

《宵星の機神ディンギルス》
棺をまもるよ。
このデッキではEXゾーンに出せる防衛札という点で特に重宝します。
序盤の守りは《メガリス・アラトロン》や《リヴェンデット・エグゼクター》に任せることを想定していますが、彼らを維持し続けると今度は《スピリッツ・オブ・ファラオ》の蘇生効果が十全に発揮できなくなるというバグが存在するため、頃合いを見てこちらにスイッチし万全の態勢でファラオの目覚めを出迎えたいところ。

《冥界龍ドラゴネクロ》《黄金狂エルドリッチ》
《七摩天》と《未来融合》に対応する融合モンスター。《黄金狂エルドリッチ》のハイスペックぶりが眩しいですが、《冥界龍ドラゴネクロ》は素材の緩さ&《未来融合》でデッキから下級アンデも落とせるという点で棲み分けはできています。

試練を乗り越えた先で

幾多の試練や敵の猛攻を乗り越えて《スピリッツ・オブ・ファラオ》の召喚に成功した時、フィールドに満ちるファラオの覇気、そしてその恐るべき効果によって相手プレイヤーはまず戦意を喪失することでしょう。
召喚に成功すれば(ある意味で)勝利は決まったも同然ですが、フィニッシャーを用意するに越したことはありません。

・《スピリッツ・オブ・ファラオ》+《しもべ》or《マーダーサーカス》+《ゾンビキャリア》or《シルキィ》で《魔王超龍ベエルゼウス》
・《しもべ》《マーダーサーカス》×3で《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》

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ファラオの蘇生効果をフルに発揮できていれば上記二体をいっぺんに立てられます。《ベエルゼウス》による回復を《ソウル・マリオネッター》でバーンダメージへと変換しつつ、弱体化した相手を殴り飛ばしていきましょう。
《ソウル・マリオネッター》の効果はダメステ不可・時の任意と、トリガーとなるカードの候補は絞られがちですが、このデッキでは《ベエルゼウス》の他《魂吸収》+《ブロックドラゴン》《PSYフレームロード・Ω》や《マネキンキャット》経由の《レッド・リゾネーター》が一定数の回復量を獲得してくれます。攻撃制限が気になる場合は《シルキィ》の効果で寝かせたり自主退場させるなりでロックを解除します。

改善点

当たり前ですがこのデッキはまず《第一の棺》を手札に引き込めなければデュエルが始まりません。ドロー加速とサーチをある程度盛ったつもりですが、素引きを避けたいカード(ex:ファラオ)も多い都合メインデッキの総数はまだ調整ができると思います。
上に書いた通り棺を発動した後にも気を付けなければならないことがハチャメチャに多く、手持ちの中でも回してて特に神経を使うデッキとして仕上がっています。
《スピリッツ・オブ・ファラオ》の召喚に成功した時の達成感は比類なきものなので、もう少しストレスフリーな構築を目指すと同時に、対戦した相手に「王様、お前強くね?」と言ってもらえるようなデッキにしていきたいたいところですね。
少しでもどなたかの参考になれば幸いです。

おわり。

【デッキ紹介】救星の騎士

どうもこんにちは。初めましての人は初めまして。風見鶏と申します。

世間の情勢に振り回され中々デュエルが出来ず悶々とする日々が続いているため、脳内整理がてら手持ちのデッキたちの紹介をしてみようと思い立ちました。
拙文・拙作ですがお付き合いいただけると幸いです。

 

構築の軸について

自分はアニメシリーズから遊戯王OCGに参入した身であり、普段はキャライメージに寄せたカジュアルデッキを使うことが多いです。

そして本日の主役はこちら

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《セイヴァー・スター・ドラゴン》

「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「スターダスト・ドラゴン」+チューナー以外のモンスター1体
相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、このカードをリリースする事でその発動を無効にし、相手フィールド上のカードを全て破壊する。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、その効果をエンドフェイズ時まで無効にできる。また、この効果で無効にしたモンスターに記された効果を、このターンこのカードの効果として1度だけ発動できる。
エンドフェイズ時、このカードをエクストラデッキに戻し、自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。

レベル10/ATK3800/DEF3000、2体の名称指定モンスターと1体の非チューナーを要求する大型シンクロモンスターです。
アニメ「5D's」のダークシグナー編におけるキーカードでしたね。

 

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顔が良い!!!

画像を見て分かる通り、大変に顔が良いです。
スターダスト系列のモンスターはそれぞれに魅力的ですが、その中でも群を抜いてカッコイイと思います。美麗なフォルムに豪快な効果、そして3800という絶妙な攻撃力。大好き。使うしかない。
そんな動機でデッキを組むに至りました。

 

そんな今回の主役ですが、「各ターンのエンドフェイズにEXデッキに強制送還されてしまう」という見逃すことのできない懸念事項があります。なんて刹那的なのだ。

この定時帰宅問題ですが、こちらはあるカードで対処をします。

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《愚鈍の斧》
①:装備モンスターの攻撃力は1000アップし、効果は無効化される。②:自分スタンバイフェイズに発動する。装備モンスターのコントローラーに500ダメージを与える。

《セイヴァー・スター》の強制送還は毎ターンのエンドフェイズに誘発するため、一時的なセルフ無効による拘束は効果が薄いです。
そのため今回は装備魔法による継続的な効果無効を付与し、《セイヴァー・スター》をフィールドに維持しつつ戦っていきます。

なお、このカードを装備している最中でも
「相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、このカードをリリースする事でその発動を無効にし、相手フィールド上のカードを全て破壊する」効果は問題なく適用できます。
このため、着地&装備に成功すれば”自身と引き換えに相手の陣地を焼け野原にする、4800打点の万能カウンター”がターンを跨いで場に居座ることになります。つよそう。

しかし、ここに辿り着くには愚鈍の斧を確実に手札に引き込みつつ、《セイヴァー・スター》のシンクロ素材として使用するレベル1モンスターも別途に揃えておかなければなりません。道のりは長く険しいです。

そんな懸念点を一気にまとめて解決してくれるような都合の良いカードなんてあるのでしょうか?

………

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あ り ま し た 。

《焔聖騎士-リナルド
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに戦士族・炎属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱う。②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「焔聖騎士-リナルド」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

特殊召喚をトリガーに炎戦士or装備魔法を回収、手札から呼び出せばチューナーとして活躍。顔も効果も申し分ナシです。天は二物を与えてしまった。
そんな訳で今回はこのリナルドのスペックに存分にお世話になるデッキの紹介です。

デッキレシピ

前置きが長くなってしまいました。以下が今回のデッキレシピになります。(LR.2020.4)

【救星の騎士】

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・メインデッキの採用カードについて

《焔聖騎士》シリーズ
《セイヴァー・スター》を召喚する際に必要なモンスター及び装備カードの調達を行います。
《焔聖剣-デュランダル》のサーチ範囲には「自身の効果で特殊召喚が可能なレベル1モンスター」が3種類存在しており、状況に応じた選択肢を取りやすいのが魅力です。

《焔聖騎士-リナルド
今日の最強カード。
自身の効果でssした場合はハリファイバーのリンク素材に、《イゾルデ》他の効果でssした場合は主にシンクロ素材として活用していきます。2枚採用にしていますが、素引きしても問題の無いカードなのでフル投入で良い気がします。

《焔聖騎士-アストルフォ》
手札・墓地の炎戦士を除外することで自身をss。除外したモンスターのレベルに任意で変動することが出来るのが特徴です。
手札・墓地どちらにいても使える効果を持っており扱いやすいですが、それぞれの効果にデュエル1制限が掛けられているためピン採用です。

《焔聖騎士-オリヴィエ》
このデッキでは《デュランダル》でアクセスの効くチューナーであることが肝要であり、サーチ後は《コンバーター》の手札コストにされる事が多いです。

《焔聖騎士-ローラン》
フリーチェーンで味方に装備できる星1モンスター。墓地へ送られたらエンドフェイズに炎戦士か装備魔法をサーチ。
自己ss効果は持ちませんが、小回りが利くので早めに引き込めると嬉しい。

《ブースト・ウォリアー》
焔聖騎士モンスターではありませんが、緩い条件でフィールドに出せる炎戦士かつ星1の非チューナーと、欲しいものを大体持ってる優等生です。
基本的には《リナルド》とセットで手札に抱えておきたいです。

《昇華騎士-エクスパラディン》《チューン・ナイト》 
このデッキのメイン初動です。《焔聖剣-デュランダル》等からサーチをして召喚&装備、《聖騎士の追想-イゾルデ》に繋げるのが主な役割です。
《エクスパラディン》は極力初手にいてほしいので3枚、《チューン・ナイト》は手札に来ると心が冷えるので1枚採用です。

1枚から《イゾルデ》に繋がるカードの中から《昇華騎士-エクスパラディン》を採用したのは、《デュランダル》を筆頭としたサーチ手段の潤沢さもそうですが、それ以外にも理由があります。

ところで、アニメ「5D's」における《セイヴァー・スター・ドラゴン》の効果名の一つに「サブリメーション・ドレイン」というものがあります。

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「サブリメーション(Sublimation)」とは「昇華・純化」を意味し、この効果名を直訳すると「昇華吸収」といった意味合いの言葉になります。
相手モンスターのエフェクトを一時的にドレインし、自らのものとするカード効果に則ったワードチョイスですね。「消化吸収」とも掛けてるのかも。

ん……?昇華…?

 

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以上のような経緯で上記セットを採用することとなりました。

半分嘘です。
昇華云々に関してはこの記事を書いている最中にWikiを読んでいて偶々気が付いただけです。でも気付いた時にかなりテンションが上がったのは本当です。エクスパラディンの海外名は「Sublimation Knight」らしい。カッチョイイ。
いつもこんなノリでデッキ組んでます。

閑話休題

・その他メインのカード

《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》
君がいなくちゃ始まらない。

《シンクロン》シリーズ
遊星を支え続けたカードたちです。
《ジャンク・シンクロン》は展開の軸なので2枚。
《クイック・シンクロン》は初動補助として欲しいカードですが、手札消費が少し重い・2枚目以降の役割がほぼ無い・《調律》をフル投入していることもありピン採用に落ち着きました。《ジェット・シンクロン》は特に語ること無し。便利。

《ジャンク・コンバーター
《ジャンクロン》持ってきて展開するマン。大変優秀で重要度も高いのですが、《イゾルデ》《導ローラン》などサーチ手段が複数あるため1枚に抑えています。

《ドッペル・ウォリアー》
主に《こけコッコ》初動の際に使います。
このデッキの《ジャンクロン》の蘇生先は《コンバーター》であることが殆どなのでそこまで優先度は高くないです。でもあると便利なので1枚。

《こけコッコ》
場の状況に応じてレベルが変わる自己ssチューナー。初動で使いたいです。
まともなサーチ手段が無く、2枚目以降はコンバーターのコストとして切ってしまって問題ないカードのためフル投入です。

《H・C サウザンド・ブレード》
《愚鈍の斧》装備中に発生するダメージに反応して蘇生ができます。
このデッキは1ターン目の防御が手薄になりがちで、棒立ちの《イゾルデ》を蹴散らされて即死、というのを少しでも避けるための気休め程度の対策札です。

《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》
マジ強い。めっちゃ頼れる。

《カクリヨノチザクラ》
自己ss・EXモンスターの蘇生、どちらも有用。
《セイヴァー・スター》含むこのデッキの全てのEXモンスターは正規の手段で召喚すれば蘇生・帰還が可能です。

《愚鈍の斧》
《セイヴァー・スター》の帰還を阻止する他、単純な打点増強カード・相手場の厄介なモンスターに装備させて無力化させるなど使い道は多彩です。コンボパーツ特有の異物感が小さいのが嬉しい。

ウィキッド・リボーン》
ライフコスト800と引き換えにSモンスターを蘇生させる永続罠。呼び出したモンスターはそのターン攻撃不可な上効果も無効と、《リビングデッドの呼び声》の下位互換に近い存在です。
しかしこのカードによる効果無効は《愚鈍の斧》同様、対象モンスターに該当カードが装備されている間だけ適用されるもので、フィールドに《セイヴァー・スター》を留めつつカウンターを狙う事が可能です。
他のモンスターを蘇生しても素材に使用する分には制約は無く、完全に腐ることは無いだろうということで1枚採用してみました。


エクストラデッキのモンスターについて

《焔聖騎士導-ローラン》
《ガーデン・ローズ・メイデン》
最初は《源竜星-ボウテンコウ》を使おうと思っていたのですが、なんやかんやあってこの二名を採用するに至りました。展開の要です。

《ドリル・ウォリアー》
《クイック》+《リナルド》で呼ぶことがほとんどです。手札が常時カツカツになること前提のデッキなので、《リナルド》《ローラン》等のリソース源を拾い続けることが出来るのはありがたい限り。

セブン・ソード・ウォリアー》
《導ローラン》を素材にするとフリーチェーンの装備カードを2枚構えつつ召喚できます。
装備カードが剥がれた際の破壊効果にターン1が無いのは《焔聖騎士-シャルル》には無い強みかなと。デッキ内のリソース(主にハリファイバー)を消費せずに召喚できる、あと何より遊星の使用モンスターであるという点を加味してこちらを採用しています。

《サテライト・ウォリアー》
サテライトの希望の星。
《ローズ・メイデン》で蘇生した《スターダスト》+《フォーミュラ・シンクロン》による召喚が主です。
《セイヴァー・スター》と並べたい。

《水晶機巧-ハリファイバー》
お前がナンバーワンだ。
《セイヴァー・ドラゴン》のリクルート手段はある程度選択肢がありますが、今回は彼に丸投げしています。がんばえー。

《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》
《鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード》
《ドロドロゴン》が前者、《プロキシ―・F・マジシャン》は両者の召喚に対応します。エースの召喚に繋げられない場合は彼らに場を託します。《エクィテス》が戦士族ではないのが悔やまれる。

デッキの動かし方

・初動について
先行後攻によって動きに違いが出てきますが、基本は《エクスパラディン》+《クイック》or《こけコッコ》で展開したいです。

・《クイック》ss,《デュランダル》装備して効果を使用,《エクスパラディン》nsから《イゾルデ》ls,
《イゾルデ》②で《愚鈍の斧》を落として《リナルド》ss,《デュランダル》拾い,《クイックロン》+《リナルド》で《ドリル・ウォリアー》ss,手札1枚捨てて自身を除外(帰還後は基本《リナルド》拾い)

《こけコッコ》の場合だと相手モンスターの有無によるレベル変動が展開に影響してきます。
・《こけコッコ》がレベル3の場合は
《イゾルデ》で《ドッペル・ウォリアー》をリクルートして《導ローラン》をss,《導ローラン》+《ドッペル・トークン》2体で《セブン・ソード・ウォリアー》を召喚

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《イゾルデ》《導ローラン》で戦士族を2体引き込みつつ《セブン・ソード》の装備先も確保できるので、バーンダメージの蓄積や相手モンスター破壊の準備も整っていい感じです。

・《こけコッコ》がレベル4の場合は
《イゾルデ》で《リナルドリクルートから《導ローラン》or《ドッペル》リクルートから《ドロドロゴン》→《ドッペル・トークン》+《ドロドロゴン》で《ドラゴエクィテス》fsなどの分岐が発生します。

初動展開を行う上で目指すのは
「《ジャンクロン》・《リナルド》・《ブースト・ウォリアー》が揃っている手札」を完成させることです。初期手札の状況を鑑みて《イゾルデ》《導ローラン》のサーチ先を決めます。優先度としては《コンバーター》>《ローラン》>その他といった感じです。

・最終到達点
《ジャンクロン》ns《コンバーター》ss《ローズ・メイデン》ss,《コンバーター》ef《ジャンクロン》ss,場にチューナーが存在するので《ブースト・ウォリアー》ss,場に炎戦士が存在するので《リナルド》ss,(《愚鈍の斧》が手札に無ければここで回収)
《ジャンクロン》+《ローズ・メイデン》で《スターダスト》ss,《リナルド》+モンスターで《ハリファイバー》ss,《セイヴァー・ドラゴン》ss,
《スターダスト・ドラゴン》+《セイヴァー・ドラゴン》+《ブースト・ウォリアー》で《セイヴァー・スター・ドラゴン》ss,《愚鈍の斧》を装備

自身の効果でssした《リナルド》はチューナーになるので《ハリファイバー》の素材にするもう一体はなんでも大丈夫です。《デュランダル》から《アストルフォ》を引っ張ってくるのも良いです。フィールドに余裕があれば《黒庭》でイゾルデを蘇生しても。
《ローズ・メイデン》で《スターダスト》を蘇生すると、《ハリファイバー》→《フォーミュラ・シンクロン》から相手ターンに《サテライト・ウォリアー》を召喚することも可能です。


臨機応変に対応しつつ遊星ごっこが出来るように動いていきましょう。

改善案

サーチ手段があるとはいえ基本的にカード2枚での初動が要求されるので、安定性の追求はまだまだ必要だなと感じます。収まりが良いのでメイン40構築にしていますが、もう少し厚くしてもいいかもしれません。
またサブエース的に採用している融合モンスターについては、《覇道星シュラ》《覇勝星イダテン》も採用候補でした。前者は《ドロドロゴン》に対応、後者はサーチ範囲の広さと戦闘による突破力が魅力的ですね。融合・シンクロのハイブリッドデッキとして仕上げるのもアリかなと思います(EX枠…)
焔聖騎士&焔聖剣シリーズのスペック自体が非常に高く、遊びがいのあるカードが揃ってるなと触ってみて思いました。
今後も試行錯誤しながらゆるくキャラ(風味)デッキの探求を続けていきたいです。

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ありがとうございました。