混鶏領域

デッキの備忘録のような何か

【デッキ紹介】究極のD(D)

 

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ご無沙汰しております。初めましての方は初めまして。ヒト科デュエリスト属キャラデッカー種の風見鶏と申します。


突然ですが、皆さんは「DD」というワードを見て何を連想しますか?

 

口になさらずとも言わなくても大丈夫です。「D」の名を冠するシリーズカード群やキャラクターは多かれど、「DD」という二文字を見てまず最初にイメージする先は決まっていますよね。

 

遊戯王シリーズにおける「DD」といえば、やはり────

 

 

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デステニーオブデュエリストこと、プロリーグ10年連続世界チャンプ「DD」ですよね!!

プロリーグ史上最強との呼び声も高いこの人物を知らないというデュエリストはまさかいないとは思いますが、念のため補足させていただきます。
ミスター「DD」はアニメ「遊戯王GX」に登場したキャラクターで、作中屈指の実力を持つプロデュエリストとして描かれています。
「PRISMATIC ART COLLECTION」にも収録され、今なお根強い人気を誇るモンスターD-HERO Bloo-Dは、D-HEROシリーズ使いであるエド・フェニックスのエースモンスターというイメージが今でこそ定着していますが、作中において最初に「Bloo-D」を所持していたのはエドではなくこのDDなのです。

 

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遊戯王GX 20thセレクション 100話 感想 49

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新規イラストいい…プリシクだと破滅の光宿ってるみたいでもっといい…

さて、賢明な読者の皆様ならお察しいただけたかもしれませんが、今回のデッキのコンセプトは「プロリーグチャンプDDイメージデッキのような何かで遊ぼう!」となっております。

正気か?(暗黒使徒ヨハン)

 

 

デッキレシピ

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                            (LR:21.03)

構築の要点について

遊戯王の「DD」といえばまず皆さんが想像するのは上述のプロリーグチャンプかと思われますが、実は遊戯王OCGにはもう一つの「DD」が存在することをご存知でしょうか?

 

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それが「DD(OCGテーマ)」です。「契約書」というカテゴリシリーズとも密接な関係があり、様々な召喚法を駆使して大型モンスターを並べる悪魔族統一のテーマシリーズですね。遊戯王OCGの9期環境の一柱として記憶している方は多いのではないでしょうか?
個々のカードスペックも中々に高く、使用後にテーマ以外での展開制限がかかるカードも少なくありませんが、比較的少ない枚数での起用・活躍も見込める優秀なカードが揃っています。

 

今回はそんなテーマの精鋭たちを搭載した、「DD(テーマ)」の「DD(テーマ)」による「DD(キャラクター)」のための「DD(キャラクター)」デッキです。

「《DD》モンスターによるBloo-Dの補助」「悪魔に魂を売り渡す(スーサイド戦法)」「自分・相手のフェイズスキップ」がこの度のデッキ構築の要点となります。

後ろ2つについて何を言っているのか分からない人は、この後の各採用カードの説明とGX97・98話を観てください。それで全てが分かると思います。

 

メインデッキの採用カード

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D-HERO Bloo-D
当然主役です。レベル8ながら召喚に3体のモンスターを要求してくるものの、生きる《スキルドレイン》とも呼ぶべきモンスターエフェクトの無効+《サクリファイス》を彷彿とさせるモンスター吸収効果を併せ持つ大型モンスター。つよくてかっこいいので多分きっと無敵です。
初手にいてほしい存在ではありますが、サーチ手段には恵まれているので採用枚数は2~3枚で割と揺れ動いています。

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 E・HERO エアーマン》《ヒーローアライブ》
細かい説明は不要かと思います。《Bloo-D》のサーチ要因としても勿論、バック破壊効果は自分場も選べるので《Bloo-D》に装備したモンスターを剥がすのにも便利。
《ヒーローアライブ》は分かりやすく強力な分、少なくない量のライフポイントが吹っ飛びますが、開幕で使えば「この俺のライフを半分に減らすとは…。だがこの程度お前にくれてやる、あの世への餞別としてな」というDDの名セリフを口走る不審者になれます。

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D-HERO ディシジョンガイ》《D-HERO ドリームガイ》
今回はエドイメージのデッキではないため、オーソドックスなD-HEROデッキに入るようなDシリーズは極力採用を控えていますが、《エアーマン》や後述の《D-タクティクス》のサーチ先の保険として投入しました。
《ディシジョンガイ》は《Bloo-D》のサルベージ要因として。スーサイドに寄せた構築の都合、不意に発生した軽微な効果ダメージが命取りになり得るので③効果も有用です。相手がバーン効果を発動せずとも、《地獄門の契約書》が場に残っていれば自傷するタイミングで手札に加わります。
《ドリームガイ》は《Bloo-D》の戦闘破壊から守ってくれることを期待して。墓地という公開領域で発動する効果なので奇襲性はありませんが、エクシーズ素材にすることで使い回しができるレベル1モンスターなのが〇。

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《DDD極智王カオス・アポカリプス》
当デッキのスーパーサブ
自分場の表側表示の魔法・罠カードを2枚破壊して手札・墓地から出現します。破壊先の候補筆頭は《地獄門の契約書》と《Bloo-D》に装備吸収されたモンスターですが、円滑な効果発動のためにフリチェで発動できる罠カードを多めに採用してます(後述)。相手ターン限定なものの発動フェイズを問わない誘発即時効果な部分に助けられることがかなり多いです。
効果発動後は《リンクリボー》《ドリームガイ》などの自己再生効果が使用できなくなる点には気を付けましょう(戒めの龍)

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《DD魔導賢者トーマス》《DD魔導賢者二コラ》
どちらも《カオス・アポカリプス》のサポーターとしての採用です。
《トーマス》はシンプルにDDペンデュラムの回収を、《二コラ》は《カオス・アポカリプス》で破壊→自身効果で《カオス・アポカリプス》をバウンス&DDペンデュラムをEXデッキからスケールに再セットすることでディスアドバンテージの低減に一役買ってくれます。
この半サイクルに気付いた時(ワシ天才かもしれん…)と内心思ってたのですが、普通にアニメで披露されていたらしいです。赤馬社長すみません。

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 《地獄門の契約書》《DD魔導賢者ケプラー》《DDラミア》

サーチ!サーチ!自己再生!弱いわけが無いのだ!
《地獄門》はスタンバイの1000ダメージが後半は引導火力になりかねないので適度にサーチして早めに場から剥がしておきたいという気持ち。

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《方界胤ヴィジャム》《方界降世》
防御手段・展開手段どちらとしても使える出張セット。
《Bloo-D》に向けられた攻撃を誘導したり、不利盤面からの3体展開で《Bloo-D》のリリース素材になったりと出来ることが多いのが優秀ですね。
悪魔族・永続魔法化という個性がどちらも《カオス・アポカリプス》と好相性(自己再生後の悪魔族縛りをすり抜ける&破壊の的にもなれる)で、バックを丸々剥がされても《降世》の②のリクルート効果で粘れるのが超えらいです。素引きしてもセットエンドで相手を足止めしてくれることも少なくないです。

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 《幻銃士》
ns,rs時に自分場のモンスターと同じ数まで銃士トークンを出すことができます。
《Bloo-D》の召喚に使用するためのトークン生成カードの候補は複数ありますが、召喚権こそ割くものの登場時に場に味方が一体いればトークン×2、二体いればメインモンスターゾーンを埋める分のトークンを出せる優秀さを鑑みて2枚採用してます。

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《天威龍-ヴィシュダ》
トークンを場に出すことが多いデッキなのでバウンス効果目当てで採用してます。《トーチ・ゴーレム》存命時代は《天威龍-アーダラ》ともども八面六臂の活躍ぶりだったのですが、構築変更後は安定した効果発動が難しくなったので今はこちらのみピン採用。

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《焔聖騎士-オリヴィエ》
制圧力はある代わりに耐性が皆無な《Bloo-D》に効果対象耐性を付与してくれるのがありがたいです。毎ターン墓地から装備できるので《カオス・アポカリプス》の破壊先としても気軽に選択できます。自己ss効果持ちの実質レベル1チューナーな点もgood。

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《デビルズ・サンクチュアリ
貴重なキャラ使用カードです(確固たる採用理由)。
効果も癖の無く使いやすいトークン生成。2枚同時に発動できた時はちょっとテンションが上がります。

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《ドラゴノイド・ジェネレーター》
DラゴノイD・ジェネレーターです。
発動時のライフコストなど気になるデメリットは割と結構ありますが、下準備も召喚権も使わずにトークン2体を呼び出せるのは便利なので。永続魔法なので効果使用後は《カオス・アポカリプス》の的にもなります。

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《熱き決闘者たち》
①自分モンスターの攻撃権を破棄しての《サイクロン》
②1ターン1枚までの魔法罠の手札からのセット制限&EXモンスターに召喚酔い状態を付与(お互いのプレイヤーに適用)
③通常ドローを放棄する代わりに墓地のモンスター1体をサルベージ
一つ一つの効果は派手ではないものの、1枚で多くのことをこなせる良カードです。
採用に至ったのは③のドローフェイズスキップ(厳密にはドローフェイズスキップではない)効果に《D-フォース》を感じたという部分が大きいです(よく分からない人はアニメGX97・98話を観ようね!)
テキストの情報量が多いせいか、初見さんは割とよく引っかかって強引に展開して《Bloo-D》を突破するべくバトルフェイズに突入してくれます。愉悦。

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《EMポップアップ》
手札を1~3枚墓地へ送り同枚数のドロー。効果で疑似P召喚できるモンスター群は今回採用していないのでその後手札の枚数×1000ライフポイントを失いますが、裏を返せば開幕ターンからライフ差を付けられるので《方界降世》②の発動条件を即座に満たせるというメリットでもあります。
これと《ヒーローアライブ》を併用すると本当にマッハでライフが消し飛ぶのでご利用は計画的に。

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《貪欲な壺》

便利な汎用枠。
ペンデュラムモンスター採用のデッキではありますが、複数テーマの良いところを搔い摘んだ構築ゆえにサーチ先があっさり枯渇しやすいので。終盤に引いた《方界降世》の①効果が腐るのを避けたいという気持ちもありつつ、ドロー連打でキーカードを掘り起こす道中で引けたら嬉しいなという期待を込めてのピン挿しです。

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《ゴブリンのやりくり上手》
効果処理時の墓地の同名カードの枚数+1枚ドローし、手札1枚をボトム送りに。
カードの発動にチェーンして《カオス・アポカリプス》の効果で破壊すればドロー枚数を増やせます。絶対に素引きしたくないカードがデッキに入っているわけではありませんが、デッキから呼び出せる《方界胤ヴィジャム》などを戻してしまえばオーケーですし何かと取り回しが利きます。

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《魂の氷結》

ライフ差が2000ポイント以上付いている場合に発動でき、相手の「次の」バトルフェイズをスキップします。これも《Bloo-D》を戦闘破壊から守りたくての採用ですね。
悪魔に魂を売り渡すスーサイド戦法主体のこのデッキでは基本的に相手よりライフが下回っているので、発動条件を満たすのは難しくないです。発動後は「相手がバトルフェイズへの移行を宣言」しない限りフェイズスキップの権利情報は保持され続けます。


それと現OCGでも決して数の多くない「特定の相手フェイズをスキップする」一枚であり、テキストもカード名共にDDの使用カードである「ドレイン・タイム」を彷彿とさせるカード名に一目惚れして採用したという背景もあります。こちらはライフポイント800を払いお互いの任意のフェイズを凍結させるという説明がされていました。ニアピンですね!

「遊戯王gx dd」の画像検索結果

 

観よう!アニメGX!!

 

観よう!!

 

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《D-タクティクス》

スタンバイフェイズごとに自分場全てのHEROの攻撃力上昇、最上級Dの特殊召喚に成功すれば相手カードを除外と粒揃いな効果ですが、特筆すべきは③です。
魔法&罠ゾーンで効果破壊されるとデッキから「D-HERO」モンスターを手札に加えることができるのですが、この効果はセルフブレイクにも対応しています。《カオス・アポカリプス》で破壊すれば《エアーマン》《ヒーローアライブ》に次ぐ第三のサーチ手段として《Bloo-D》を手札に引き込むことができます。

 

エクストラデッキの採用カード

 

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《DDD呪血王サイフリート》
「DDで血で王(チャンプ)とかそれはもうDDなのでは?」というネタが半分、魔法罠に対しては効力を発揮できない《Bloo-D》の弱みを補ってくれるカード効果が採用理由のもう半分です。
《カオス・アポカリプス》+《ラミア》or《オリヴィエ》(自己効果でss)でしか召喚できませんが、《Bloo-D》と並んで出せればおおむね無敵です。墓地で発動するカードには気を付けましょう。

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《No.60 刻不知のデュガレス》
なんかドローフェイズスキップしながらついでにドローもできるって書いてあります。カードデザインもテキストも種族も概念力(ヂカラ)が完璧です。
蘇生効果・打点ドーピングも状況に応じてそこそこに使います。効果使用後は速やかに《旋壊のヴェスぺネイト》にエクシーズチェンジしましょう。

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《森羅の姫芽宮》《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》
レベル1モンスターが並びやすいデッキのため採用。《ヌメロン》は《Bloo-D》が召喚できない、もしくは《Bloo-D》で対処しづらいモンスターを飛ばしたい時に出します。《姫芽宮》は単純に好きなカードなので。

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《デコード・トーカー・ヒートソウル》《S-Force ジャスティファイ》
EXデッキから出せるドローエンジン。つよい。ライフが2000以下の場合はリンク3以下のサイバースリンクにバトンタッチできます。ライフ2000切らないデュエルの方が少ないので発動する機会は多いです(限界バトル)
ジャスティファイ》はそのバトンタッチ先としての採用ですね。フリチェ無効にリンク先を全除外と中々派手なことができる逸材。

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《セキュア・ガードナー》《リンクリボー》《リンク・スパイダー》《I:Pマスカレーナ》《セキュリティ・ドラゴン》

低リンク値サイバースという括りでまとめて。《セキュア》はリンク素材に使用できない一方で《ヒートソウル》から特殊召喚できる延命措置として。
他は《ヒートソウル》への繋ぎへと使う目的で出すことが多いので、場に出す際に属性はなるべくバラけるように意識したいですね。《マスカレーナ》と《リンクリボー》で《ヒートソウル》は召喚できません(自戒神)

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《トロイメア・ユニコーン

《マスカレーナ》から相手ターンに「お前は悪魔を見たことはあるか?」って言えます。《カオス・アポカリプス》の効果使用後にも召喚できる妨害役として。

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《鎖龍蛇-スカルデット》
デッキビルダーの心の友。ただ現在の構築だと展開力に不安があるので召喚する機会は少ないです。リンク4を出して本命出すためのリソースが枯れては本末転倒なので。《幻銃士》によるトークンの大量生成に成功した場合などに主にお世話になっています。

デッキの動かし方

前述の通り、このデッキのコンセプトは
①「《DD》モンスターによる《Bloo-D》の召喚・効果発動の補助」
②「悪魔に魂を売り渡す(スーサイド戦法)」
③「自分・相手のフェイズスキップ」の三つです。

 

①:《DDD極智王カオス・アポカリプス》で《ゴブリンのやりくり上手》を破壊してドローターボ、《D-タクティクス》を破壊すればD-HEROモンスターがサーチできます。《Bloo-D》の召喚に成功しているなら装備吸収したモンスターを叩き割って自ターン再吸収の圧を掛けます。手札内容に応じてなるべく損失が少ない割り方になるように破壊先を選びましょう。
《カオス・アポカリプス》のモンスター効果は相手ターン中ならフリーチェーンで発動可能なので、相手の攻撃宣言時に発動した《方界降世》を破壊して特殊召喚しつつ、相手モンスターを《ヴィジャム》に突っ込ませたりもできます。ドローソースを多めに積んでいるのと、各種カテゴリ特有のサーチ手段の豊富さもあってキーカードの引き込みにはそこまで苦労しません。タブンネ
《カオス・アポカリプス》が場に残った場合は、各種素材にしたあと《魔導賢者トーマス》でEXデッキから回収して再度の効果発動を狙います。《魔導賢者二コラ》をセッティングしている場合は、自身の効果で《魔導賢者二コラ》他1枚を破壊して特殊召喚後、《魔導賢者二コラ》の効果でバウンス&スケール再セットの構えになります。

 ②:エースである《Bloo-D》の召喚には本編宜しくトークン生成カードを基本的に使用しますが、ライフポイントが相手を2000より多く下回っている状況なら《方界降世》の②効果でリリース要因を確保することができます。《ヒーローアライブ》の発動にチェーンして《方界降世》を墓地から発動、なんて手もあります。
1000ポイント刻みでのライフロス手段は沢山用意してある(契約書、ジェネレーター、ヒートソウルetc)ので自発的に条件満たすことの方が多いです。LP2000差はそのまま《魂の氷結》の発動条件にもなるので、「ある程度のライフ差を付けられたまま優位な戦局を作り出し、維持する」必要があります。当然不意の一撃で沈められるリスクも大きくなっていくのでそこは慎重に。

③:これに関してはほぼほぼフレーバーです。自分・相手のフェイズをスキップするカードをそれとなく使用することでキャラデッキとしての解像度を高めます。
任意のフェイズの凍結を確約しつつアドバンテージを獲得できる《刻不知のデュガレス》及びジェネリック《ドレイン・タイム》とでも呼ぶべき《魂の氷結》がそれです。《熱き決闘者たち》も通常ドローを行わずに行動できるようになる永続魔法なので《D-フォース》のような気がしてきますね。《竹光》シリーズを採用してフェイズスキップヂカラを高めた構築とかも一度やってみたいと思っています。

 

悲しいことに、《Bloo-D》を完全無欠の存在へと押し上げる永続魔法《D-フォース》はOCG化していません。(2021年3月現在)《オリヴィエ》を装備することで効果対象耐性を得ることはできますが、効果無効範囲の穴をついて《Bloo-D》を突破してくるモンスターも一定数存在する(アウローラドン、アストラム、リイヴなど)(リンクモンスターばっかやんけ!)以上、出せば勝ち確!という訳にもいきません。
《ディシジョンガイ》《熱き決闘者たち》のサルベージ効果も駆使して相手プレイヤーとの応酬に全力を尽くしたいところです。逆転に次ぐ逆転はプロリーグの華ですからね。

 

あとがき

DDデッキの紹介でした。嘘は何も言っていません。このデッキで対戦した人に決着後タネ明かしをしたところ、ほぼすべての方に「たしかにDDデッキですね…」と言ってもらえたので間違いありません。
Twitterでの「DDイメージのBloo-Dデッキって組めたりしないかな?」というフォロワーの呟きに感化されたのがデッキ構築のきっかけでしたが、紆余曲折を得て自己解釈&捏造爆盛りのよく分からない楽しいデッキになりました。手持ちの中では地味に長いこと使っているデッキなのですが、年明けのリミットレギュレーションで竹馬の友(装備先)であった《トーチ・ゴーレム》が禁止カードになり、大規模な改築をすることとなったためこの際ついでにと紹介文を執筆するに至りました。狂える 悩めるキャラデッカーの方々の思索に少しでも貢献できれば幸いです。
「PRISMATIC ART COLLECTION」の新規イラストver.での収録が「ANIMATION CHRONICLE 2021」での《D-フォース》OCG化の布石であることを願っています。あとプロデュエリストイメージのキャラデッキ使いが増えることも願ってます。求む挑戦者。

 

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おわり。